BS朝日

番組概要

女子美術大学歴史資料室

今から120年前の明治33(1900)年、我が国で唯一、世界でも2校しかない女性のための美術学校が誕生した。そして、この「女子美術学校」には二人の母が存在すると言う。生みの母である横井玉子と育ての母と言える佐藤志津である。

 

当時、官立の「東京美術学校」は女性に門戸を閉ざしており、女性が美術の高等教育を受けることはできなかった。横井玉子は、日本が近代国家の道を歩み始めたとはいえ、まだまだ封建制度の悪弊が色濃く残っていた社会にあって、芸術による女性の自立と社会的地位の向上と言う崇高な志を掲げ、幾多の困難を乗り越え「女子美術学校」を開校した。
現在、各方面で多くの女性芸術家、クリエイターが活躍をしているが、そこには時代を切り拓いた先人たちがいたことを忘れてはならない。番組は、「女子美術大学」創立の物語を通して、日本の近代化の中で、女性たちがどのようにして女性の権利獲得や社会進出を果たしてきたのか、その戦いの歴史を伝える。

 

ナビゲーター:檀 ふみ
解説:原 聖(女子美術大学名誉教授)堤 克彦(熊本横井小楠研究所)