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#92

作詞家の思いをたどる

「赤とんぼ」(三木露風作詞 山田耕筰作曲)は、露風が33歳の時北海道のトラピスト修道院で日本文学の講師をしていた時の作品です。修道院の窓の外に赤とんぼ止まっているのをみて幼い頃を思い出しこの詩を綴ったといいます。露風は兵庫県たつの市に生まれました。露風の父は放蕩者で家庭を顧みなかったといいます。母は露風が5歳の時に露風を残して実家に帰ってしまいました。祖父に引き取られて育った露風・・・・。「赤とんぼ」は、そんな露風の幼い日の郷愁、思いを詩にしたもののようです。