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#67

ご利益めぐりの旅7選

今回は、様々な「ご利益」を求め、京都でも名高い由緒ある寺社を巡る旅。案内役は、中村芝翫さんと、京都で暮らした経験もある原田龍二さん。
「清水寺」では、恋愛成就や金運のご利益を頂ける「首ふり地蔵」や出世のご利益を持つ「出世大黒天」を拝みます。そして、境内にある京都最古とも言われる良縁の神社「地主神社」へ行き、その由来をお聞きします。
「下鴨神社」の摂社である「河合神社」は、初代天皇・神武天皇の母「玉依姫命(たまよりひめのみこと)」をまつられている社。手鏡の形をした絵馬に描かれた顔をメイクして美容のご利益を授かります。
続いては玉の輿(こし)のご利益があるという「今宮神社」へ。八百屋の娘でありながら、徳川3代将軍家光の側室となり5代将軍綱吉の生母になった「桂昌院」のシンデレラストーリーにあやかり、そのご利益が広まりました。
藤原道長の姉・藤原詮子ゆかりの「真如堂」は、女性を救うご利益を頂ける寺。御本尊の阿弥陀如来像は、「京に出て特に女性をお救いください」という声にうなずいたと言われています。

「護王神社」は、桓武天皇に平安京遷都を進言した和気清麻呂(わけのきよまろ)をまつる場所。ご利益は、一度は流罪となったものの、その後、都に戻り活躍した和気清麻呂にあやかり「リストラ・左遷封じ」。珍しいカードタイプのお守り「職難御守護」を授かります。
「病気平癒」のご利益が頂ける「狸谷山(たぬきだにやま)不動院」へ。ご本尊は石窟に安置された霊験あらたかな不動明王。この寺では体の形をした御札の治したい部分を丸で囲み、病気平癒を願います。
ボケ封じのご利益を頂ける「今熊野観音寺」。平安時代末期、絶大な権力を誇っていた後白河法皇は、頭痛を治すためにこちらで祈願したと伝わります。境内では、ボケ封じの枕カバーも。
世界初というアンドロイドの観音像が置かれている「高台寺」にも足を運びます。
そして、平等院鳳凰堂の鳳凰と向き合う場所に建つ「即成院(そくじょういん)」へ。本尊・阿弥陀如来と二十五菩薩像は、臨終した人を極楽浄土へ導くオーケストラを奏でながら迎えにやって来る様子を表しています。3,000円で極楽へ行けるという手形を求めます。
有り難いご利益を頂きながら、それぞれの神社仏閣の知られざる起源や思わぬ歴史をひも解いていきます。