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#52

都に咲いた!平安女子の知られざる日常

今、大河ドラマで注目される平安時代。しかし平安貴族たちが実際どんな日々を送っていたのかはあまり知られていません。今回は、大河ドラマで平安女性を演じる俳優・財前直見さんが、京都生まれの直木賞作家・澤田瞳子さんの案内で、紫式部や清少納言など「平安女子」の暮らしを探る旅へ。
まず向かったのは、〝平安女子に人気の観光スポット〟清水寺。藤原道長や、紫式部や清少納言といった女流文学者も、観光を兼ねて清水寺を参詣していたと言います。なぜこの寺が人気だったのか?そして、財前さんが演じる藤原道綱の母が記した『蜻蛉日記』にも、清水寺にまつわる記述が。その一節からうかがえる、平安貴族たちの驚きの暮らしぶりとは?
 次に〝平安女子に人気だったスイーツ〟を訪ね、八坂の塔の近にある甘味処、明治42年創業の「文の助茶屋」へ。そのスイーツとは、清少納言の『枕草子』に「削り氷」として登場するかき氷。当時はたいへん貴重だった氷から垣間見える、貴族たちの夏の過ごし方とは?

続いては、〝平安女子の必需品〟を求め、京都市中京区にある江戸時代から続く老舗扇子店「宮脇賣扇庵」へ。扇は当時、風を起こすだけでなく、様々な用途で使われた、言わば「平安時代のスマートフォン」!?意外な使い方が明らかに。
旅の最後を締めくくるのは、美味しいグルメ。向かったのは、平安神宮のすぐ近くにある「六盛」。平安時代、主に藤原氏の一族が開いていた宴会料理を現代風に再現しているこの店。美しい器に盛り付けられた料理の数々を堪能。実は、藤原道長は〝平安時代の生活習慣病〟に苦しめられていた!?
旅のクライマックスは、平安神宮。普段は入る事が出来ない扉の奥へ。そこで財前さんたちを待ち受けていた、この季節ならではの絶景とは?