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#172

「手探りで復活 伝統の“紙布”」(茨城県水戸市)

今回みらい遺産を紹介してくれるのは、茨城県水戸市の桜井貞子さん(88歳)。
和紙を紡いだ糸で織る「白石紙布」を作っていいます。
和紙を細く切って、湿らせ、よく揉み、より合わせて糸にして織ってゆきます。

織物が趣味だった桜井さんが白石紙布と出会ったのは、40年前。
江戸時代から続くとされる、その丈夫さと美しさに魅了されました。
しかし製法を教えてくれる人はいませんでした。

櫻井さんは古い文献などを頼りに、その復元に取り組み始めます。
地道な努力の末、見事完成させたのです。
桜井さんを突き動かした想いとは…