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#221

人生を支える晴れ舞台 薪能(新潟県・佐渡市)

今回、みらい遺産を紹介してくれるのは、新潟県佐渡市の斎藤美千枝さん(68)。
春から秋にかけて、佐渡では日が落ちると、島のあちこちの神社で篝火をたいて能が演じられます。
江戸時代に広がった伝「薪能」です。最盛期には、200もの能舞台があったと言われ、現在でも30以上が残っています。
囃子や謡など、演じるのは地元の人たち。斎藤さんが演じるのは、「シテ」と呼ばれる主役です。
一朝一夕では身につかない能の世界。斎藤さんは修行の日々を経て、35歳で初めてシテとして舞台に立ちました。以来30年以上、仕事や子育てをしながら日々稽古を重ねてきた斎藤さん。能舞台への想いを伺います。