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#137

尾形航 プロダクツデザイナー・畳職人

平面から立体へ。畳は床に敷かれるものという固定概念を覆したのが、尾形が考案した「いぐさロール」。い草を丸く立体的に使う手法で、洋風の空間にも馴染むデザインと好評だ。芯に使うのは、畳の材料には短過ぎて使えなかったい草。これまで廃棄されていたい草の新たな使い道としても注目されている。
畳とい草に魅せられた尾形は、プロダクトデザインの観点から、新たな畳のあり方を模索する。

おがた わたる

1988年、山形市生まれ。
東北芸術工科大学4年の時、い草農家で農業体験したことをきっかけに畳とい草に興味を持ち、
卒業制作では、アルミ板を芯材に畳表を貼った「畳リラックスチェア」を発表。
卒業後、山形県寒河江市の鏡畳店に入社。
プロダクトデザイナー兼 畳職人として、新たな畳のあり方を模索、
畳には使えない短いい草を使用した「いぐさロール」を考案した。
現在、現代の生活スタイルに馴染む畳プロダクトを新たに開発中。

2013年山形エクセレントデザイン奨励賞、
2016年第11回ロハスデザインアワード・モノ部門大賞など受賞。