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#586

足立成亮 林業家

 

森は多種多様な生物に囲まれた空間。そしてそれが遥か昔から続いている。
 
『自分もそんな森の中で、何かを残す仕事がしたい』
そんな思いから、フリーランスの林業家となった足立。
 
目指すのは、日本の森の「絶対的持続性」
ここでは東京ドーム30個分ほどある森に「森林作業道」を付ける作業を手掛けている。
 
まず冬の間、森の中をスキーで動き回れる時期に全体像を調査。
設計図を描き、目星を付けた木を春になると伐りながら「道」を作る。
さらに伐った木を出荷するまでが足立の仕事だ。
 
そして最適に道づくりや間伐において、いちばん重要だなと思ってるのは、
元の森の姿から景色を変えないことだという足立。
この森では、かつて植栽されたカラマツを間伐しながら、元々そこにある木を育て、
人との共存を体現できるような森づくりを目指している。
 
一人でできることは限られているため、「森林作業道」づくりの役目を果たすという足立。
未来も自分がつくった道は残り続けており、
その道を起点に森がさらにその先へと続いていけばよいと願っている。

あだち しげあき

 
1982年 北海道札幌市生まれ
2009年 株式会社 グリーンたきのうえ(北海道滝上町)
2011年 滝上町役場 林政商工観光課林政係 
2012年 北海道旭川市へ移住 林業一人親方の道へ
2013年 outwoodsと名乗る
2021年 札幌に戻り、より都市に近い環境に身を置きながら、自分なりの「森林業」のカタチを模索中
 
森と人間社会の再接続をイメージしながら北海道を拠点に森林業を展開。
目指す景色は、森がその姿を変えずに豊かなままヒトがその資源を精一杯利用して、笑顔であること。その傍で、鳥が鳴き風が通り抜け木陰で動物たちがうごめいている様。