ミニ情報

#83

歌で四季を巡る

「茶摘み」は明治45年尋常少額唱歌として発表されました。歌の最初の”夏も近づく八十八夜”とは、立春から数えて88日目のことです。昔からこの頃に出る新芽が新茶になっていました。そもそもお茶は平安時代に遣唐使によって日本にもたらされたと言われています。この歌の発祥ははっきりしていませんすがお茶の栽培の地とされる京都の宇治地方に似たような歌が残っています。
2番の歌詞の最後”摘めよ 摘め摘め 摘まねばならぬ 摘まにゃ 日本の茶になせぬ”・・・とは? 当時の日本は外貨獲得にも注力を注ぎました。「お茶」は、当時絹に次ぐ重要な輸出品でした。お茶は船で海外に運ばれて紅茶などに加工されたといいます。そんな時代背景によりこの歌詞が生まれたのかもしれません。