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#205

「松明あかし」

福島県の中央部に位置する須賀川市。11月中旬、街を見下ろす小高い丘で人々が巨大な松明をたてていました。竹の枠の中にススキを詰めたもので、重さはおよそ1トン。17本の松明が集い、伝統の祭り「松明あかし」が始まります。起源は戦国時代、戦で命を落とした人を敵味方なく弔ったことに由来します。以来、400年、地元の人たちが受け継いできました。人々の願いがこもった伝統の炎が、みちのくの夜空を焦がします。