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#31

鞍馬山と貴船・牛若伝説を追う

京の北にそびえる鞍馬山。この地には、いにしえより牛若丸(後の源義経)にまつわる数々の伝説が残されています。そんな由緒ある場所を旅するのは、芝翫さんと長男の橋之助さん、次男の福之助さん。牛若丸はここでどのように過ごしたのか?そして、牛若丸の伝説に登場する天狗とは、一体何者だったのか?「鞍馬寺」とその麓にある「貴船神社」を訪ね、その謎を探りながらも、父と息子の絆を深めていきます。
「鞍馬寺」で最初に訪れたのは「鬼一法眼社(きいちほうげんしゃ)」。ここには、牛若丸に兵法を授けた陰陽師・鬼一法眼が祀られています。この鬼一法眼、実は天狗だったという説も…。鞍馬山に伝わる天狗の秘密に迫ります。そして、この寺の本堂である「本堂・金堂」へ。壮大な宇宙からパワーが降り注ぐ、特別な場所があると言います。そして、本尊「尊天」と天狗の意外な関係とは?
牛若丸と天狗のゆかりを求め、ここからは、息子の橋之助さんと福之助さんの2人で山の奥へと進みます。牛若丸が16歳だった頃の背の高さを示す「背比べ石」や、牛若丸が修行をしていた「木の根道」を歩き、その面影に浸ります。そして、牛若丸が天狗と武術の修行をしたという「僧正ガ谷不動堂(そうじょうがだにふどうどう)」へ。なぜ、天狗は牛若丸に武術を教えたのか?その理由を探りながら、両者の関係をひも解きます。その奥には、尊天の一身である「護法魔王尊(ごほうまおうそん)」がまつられている「奥の院魔王殿」がありました。650万年前、はるか宇宙の彼方より護法魔王尊はこの場所に降りたと言います。鞍馬寺で一番のパワースポットという呼び声も。
一方、芝翫さんは山を降り、「牛若餅」や「木の芽煮」、「鞍馬石」といった鞍馬山の名産品を訪ねます。
再び合流し、京都の夏の風物詩「川床」で疲れた体を休ませていると、息子たちから父へ意外なサプライズが待っていました。
そんな貴船川のせせらぎを聞きながら、「貴船神社」へ。なぜ、貴船と呼ばれるのか?なぜ願い事がかなうところとして知られるようになったのか?その理由を教えていただきます。さらに、この神社の起源といわれる場所で知る、貴船神社と鞍馬寺のつながりとは?