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#94

厳選!古都のミュージアム

季節は「芸術の秋」・・・今回は長きに渡り京都で育まれてきた「美」を巡る旅。
幾世紀もの時を重ねてきた京の都には、美しさの中にも遥かな「歴史」が感じられます。美術館やお寺に眠る歴史ある美に触れ、その奥に潜む悠久の時を感じる旅へと出掛けます。
まずは、「京都市京セラ美術館」へ。およそ90年もの歴史を誇る「京都市美術館」が今年リニューアルオープンし、大きな話題となっているこの美術館。日本庭園やガラスの茶室など、古都らしさを感じるリニューアルの目玉を拝見。さらに、あの千体の千手観音像が並んでいることで知られる三十三間堂と現代アートが見事に融合したスペシャルな作品があるのだとか・・・。芝翫さんも絶賛した美しい浄土の空間とは?
近年、大人気の絵師と言えば、江戸時代に活躍した伊藤若冲(じゃくちゅう)。そんな若冲の作品に出会えるのが京都五山に名を連ねた名刹、相国寺の境内にある「承天閣(じょうてんかく)美術館」。若冲が絵師として名を上げたのは、この相国寺と深い関わりがありました。さらにあの金閣寺を彩っていたという若冲の障壁画も拝見。また若冲の作品の中でも特に人気があり、植物と動物たちが生き生きと描かれた名作「動植綵絵(どうしょくさいえ)」は実は仏画だといいます。その理由は相国寺のある建物に秘められていたのです。

全国的にも珍しい、京都らしい美術館が「重森三玲庭園美術館」。昭和の名高い作庭家、重森三玲の邸宅と庭園を美術館として公開している場所。その重森三玲の傑作と言われる庭園が・・・鎌倉時代からの歴史を誇る東福寺にあります。当時作庭家としてまだ歩み始めたばかりの重森氏が後に傑作と言われる庭園を作ることが出来た理由とは? 寺に作られた4つの庭をじっくりと拝見しながら紐解いていきます。さらに、作庭家として多くの経験を積んだ晩年の重森氏が作った庭園も、東福寺にありました。彼がいきついた究極の庭とは一体どんなものなのでしょうか?
中村芝翫が遥かな歴史を感じる美をめぐる旅へとお誘いします。