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#99

謎解き!仏像ミステリー

京都観光の大きな楽しみのひとつが、さまざまな仏像との対面。美しい仏の姿は私たちの心を癒してくれます。今回は、ひときわ個性的な姿の、ミステリアスな仏像を巡る旅。まさに驚きの連続。それぞれ、なぜそのようなお姿なのか?そして、どんな祈りが込められているのか?旅人の渡辺大さんが、歴史に秘められた奥深い謎に迫っていきます。
旅のはじまりは、仏像ファンが集う、奈良に程近い南山城エリア。宇治の平等院と同じく極楽浄土を表現した浄瑠璃寺では、滅多に拝むことが出来ない美仏と対面。誰もが「日本一美しい」と称える所以、また、国宝の御本尊の脇になぜ、その美仏が祀られているのか?数々の謎を解き明かします。
同じく南山城エリアの古刹、蟹満寺。こちらが安置する国宝の仏像はなんと、「汗をかく」と言います。奈良の大仏より古いと伝わる丈六のお釈迦様。その不思議な逸話の奥には、仏と地元の人たちの深い絆が…。
京都市南区、1300年もの歴史を誇る福田寺へ。そこで出会ったのは、2体のミステリーな仏像。ひざまづく異形の像が捧げる祈りとは?さらに必見!お釈迦様が生まれる瞬間をうつした仏像とは?

 京都御苑の東隣り、紫式部ゆかりの廬山寺は、疫病退散のお札、角大師の正体として知られる元三大師・良源が開いた寺院。この寺の秘仏は「拝むたびに顔が変わる」と言います。人の心を映し出す仏像が私たちに伝えるのは、仏教の大切な教えでした。
また、腕が8本ある弁財天、そして蛇の体におじいさんの顔を持つ像に込められた意味など、今こそ会いたい不思議な仏像が続々登場。
普段なかなか拝むことのできない仏像との貴重な出会い。旅をしながら、数々のミステリーを紐解くと、古都の奥深い歴史が見えてきました。

 
【専門家出演者】
●仏像ガイド
政田マリさん