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#126

全公開!新たな三十三間堂

京都・東山の名刹、三十三間堂。黄金に輝く1001体の千手観音が迎える神秘空間です。2018年、千手観音立像が国宝に指定され、それを記念してお堂の中をリニューアル。改めて掘り起こされた歴史もあると言います。今回は俳優・中村雅俊さんが、その三十三間堂の奥深い物語を紐解いていきます。
 平安時代の終わりに建立された三十三間堂のお堂は、それ自体が国宝。世界一長い木造建築とも言われます。中に入ると広がる圧巻の世界。ずらりと並ぶ千手観音です。いにしえの人々は、どうして1001体もの仏様を並べたのか?さらに、これほど多くの仏像をなぜ一度に作ることが出来たのか?また、今回の国宝指定を機に、風神雷神像の並びが正しく変更され、千手観音を守る二十八部衆の並びも名前も改められました。お堂内がLED照明となったことで、それらの仏像がはっきり見られるように。明らかになった一体一体のお顔の表情や、仏師の匠の技を体感します。

 そもそも三十三間堂を建てたのは、平安時代の後期に権勢を振るった平清盛。なぜ清盛は、これほどのお堂を作ったのでしょうか?その答えを探るべく訪ねたのが、三十三間堂を管理する門跡寺院・妙法院。本堂では、貴重な本尊や天井画を拝見。また国宝の庫裏は豊臣秀吉が建てたとされる国内最大級のもので、現在、大正時代以来の大規模修理が行われています。今回その現場に、特別にカメラが入りました。そして、そんな妙法院で解き明かされる、平清盛と時の上皇、後白河上皇の関係。清盛に三十三間堂を建てることを命じた後白河上皇の思いとは?
さらに、三十三間堂のお堂の中には、あまり知られていない1002体目の千手観音像が。実は、貴重な仏像が800年経った今も残されているのは、その仏様のおかげだと言います。一体どのようにして、その仏様が三十三間堂を救ったのか?
三十三間堂の新たな姿、そして様々な秘密を大公開します。
 
【専門家出演者】
●仏像ガイド
 政田マリさん