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#130

徳川の寺・知恩院 禁断の扉を開く

京都に数ある寺院の中で、徳川家に最も近い寺…それが、年末の除夜の鐘でも知られる浄土宗の総本山「知恩院」。その格式の高さから普段は滅多に入ることの出来ない空間や、貴重な寺宝などの撮影が今回、特別に許可されました。禁断の扉の先には一体、何があるのか?かつて徳川二代将軍・秀忠を演じた経験を持つ俳優・中村雅俊さんが、その謎に迫ります。
 京都三大門のひとつに数えられる、国宝の「三門」。建立はちょうど四百年前。建てたのは徳川秀忠。1つ目の禁断の扉は、その楼上にありました。扉の中で待ち受けていたのは、釈迦如来像と十六羅漢像、そして極彩色で描かれた仏の世界。秀忠の時代のままの風景がそこに…。

 2つ目の禁断の扉があるのは、109年におよぶ大規模修理を終え、美しく蘇ったばかりの国宝「御影堂」。中には3つの厨子が。その扉の奥には、知恩院がなぜここまで大きな寺になったのか、徳川家との深い繋がりの秘密が隠されていると言います。滅多に開かれないその厨子を開くと、そこにはそれぞれ、徳川家の重要人物の像が。徳川家と知恩院の知られざる物語が明らかに。
3つ目の禁断の扉は、洛中随一の名書院として知られる「大方丈」にありました。当時の天才絵師集団・狩野派が手がけた絢爛豪華な襖絵は、いずれも圧巻。そして、最も格式が高い部屋の扉が開かれることに。徳川家の将軍たちが見ていた風景とは?
さらに、お経を保管する「経蔵」も二代将軍・秀忠が建てた建造物で、普段は非公開。まさに禁断の扉。その奥で待ち受けていたのは、驚きの神秘空間。秀忠の未来への思いが詰まっていました。
徳川家ゆかりの知恩院。これまで滅多に公開されることのなかった禁断の扉を開け、徳川家との深い関わりを明らかにします。
 
【専門家出演者】
●京都ジャーナリズム歴史文化研究所 代表
歴史作家
丘眞奈美 さん