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#138

松平容保
~幕末 都を護った男~

2021年秋、大ヒットした映画「燃えよ剣」は、新選組の活躍と運命を副長の土方歳三を主人公にドラマチックに描いた大作。その中でも特に存在感を示したのが歌舞伎俳優、尾上右近さん演じる松平容保(かたもり)。
会津藩の藩主であり、都を守る「京都守護職」という幕府の要職に就いた容保は、幕末の動乱の中で一際輝きを放ちながらも、悲劇的な運命に翻弄されることになります。
今回は、映画で松平容保を演じた尾上右近さん自ら、京都各地にある松平容保ゆかりの地をめぐり、知られざる物語をひも解きます。

まずは幕末に京都守護職の本陣となった「金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)」へ。ここは、映画「燃えよ剣」のロケ地にもなった場所。容保と新選組の近藤勇らがはじめて対面した「謁見(えっけん)の間」では、容保が家臣たちの大反対を押し切って、京都守護職に就いた意外な理由が明らかに。そして京都における拠点として金戒光明寺が選ばれた理由とは? その答えを求め右近さんは普段非公開の山門の上へ向かいます。
続いて、新選組が暮らした最初の屯所(とんしょ)があった壬生へ。新選組の隊士たちと容保の意外な共通点とは?さらに、新選組が会津藩預かりとなった際の近藤勇の想いが分かる直筆の貴重な史料も残されていました。

新選組ファンの聖地といわれる「壬生寺(みぶでら)」では、幕末に即位した孝明天皇ゆかりの品が。この孝明天皇と容保の間には深い信頼関係があったのです。そのことを探るため「清浄華院(しょうじょうけいん)」へ。京都御所のすぐ近くにあり皇室と深いゆかりのあるこの寺で、容保と孝明天皇との深い絆を紐解きます。
そして幕府が大政奉還し、新政府軍との戦いが始まると容保に次々と悲劇が襲いかかります。幕末の貴重な資料を揃える「霊山(りょうぜん)歴史館」ではその悲劇を伝える品を見せて頂きます。また金戒光明寺の塔頭である「西雲院(さいうんいん)」では幕末に命を落とした会津藩士たちを見守る容保の姿が・・・。その想いを伝える貴重な書も特別に見せて頂きます。
映画で松平容保を演じた尾上右近さん自ら、ゆかりの地を訪ねる旅、是非お楽しみ下さい。
 
【専門家出演者】
●佛教大学 名誉教授
青山 忠正さん