番組表
おすすめ情報
お知らせ
番組概要
4K時代劇スペシャル 無用庵隠居修行4
「だましゑ歌麿」シリーズの水谷豊×吉川一義監督が送る
笑いとサスペンス、感動ありの痛快エンターテインメント時代劇の第4弾!
“隠居殿” 水谷豊דお節介用人”岸部一徳דお転婆旗本息女”檀れい!
武士の日常を笑いで描きつつ、切なくも心温まるストーリー!
4年目を迎えた「無用庵」はさらに進化する!
初回放送日:2020年9月22日(火)午後8:00~9:54
■軽妙で重厚、感動ありの痛快時代劇エンターテインメント!進化する展開とは?
直木賞受賞作家・海老沢泰久原作の短編時代小説「無用庵隠居修行」を、時代劇「だましゑ歌麿」シリーズの水谷豊×吉川一義監督のコンビでドラマ化!2017年に初めて放送され好評を博した痛快エンタメ時代劇の第4弾が、2020年秋、満を持して登場します。水谷豊×岸部一徳×檀れい、という豪華キャスト3人の軽妙なやりとりもすっかり板につき、絶好調の時代劇「無用庵」。格式ばった時代劇とは一線を画した3人のコミカルで軽妙な絡みはそのままに、第4弾ではこれまでとはやや趣が異なる“悪”に水谷演じる半兵衛が対峙します。そんな「無用庵」は前回に引き続き4Kで制作。BS朝日4Kチャンネルでは高精細かつ臨場感あふれる時代劇としてお楽しみいただけます。
■半兵衛とその世話をする用人・勝谷との関係、半兵衛と奈津の気になる縁談を縦軸にストーリーが展開!
主人公・日向半兵衛(水谷豊)は、直参旗本の大番士でしたが、出世のことしか考えない同僚に嫌気がさし「無用庵」でのんびりと隠居暮らしを始めます。新太郎(田中偉登)を養子にし、隠居生活も板についてきましたが、長年半兵衛の世話をしている用人・勝谷彦之助(岸部一徳)は、若殿・新太郎の世話をしつつも、なんだかんだと大殿・半兵衛の様子を見にきては、半兵衛に惹かれている「お転婆」な奈津(檀れい)との縁談を進めようとします。半兵衛も奈津については満更でもないのですが、今は欲を捨て去り隠居をした身。今さら妻を娶る気などないと言い放つのですが、前作では勘定方の奈津の父・清四郎(橋爪淳)から「奈津のことを頼む」言われ、つい「承知した」と返事をしてしまい…。
半兵衛もいよいよ年貢の納め時!? そんな予感を抱かせつつ幕を開ける「無用庵」の第4弾。江戸に遊女ばかりを狙う辻斬りが出没、人々が恐怖に怯える中、半兵衛は奈津と母親の郁(市毛良枝)を前に清四郎から「いつ奈津をもらってくれるのか?」と迫られます。勝谷の機転でなんとかその場を逃れるものの、その勝谷もある悩みを抱えていました。というのも、何かと気が利く新太郎の新妻・おふみ(松風理咲)のおかげで自分の出る幕がないとのこと。もう隠居するしかないかと、とこぼす勝谷に半兵衛はともに隠居修行を、と誘うのですが…。一方、品行方正で実直な新太郎は上役とも良好な関係を築きますが、同僚の正太郎(森永悠希)は生真面目すぎる性格が災いし下足番に降格。正太郎は父・半兵衛の幼なじみ・安田善四郎(段田安則)の息子であるだけに、新太郎も気がかりでなりません。そんな中、遊女を狙う辻斬り騒動は収まらず、ついには半兵衛も事件解決に乗り出すことになります。勝谷の隠居修行の行方は?辻斬りの意外な犯人とは? 半兵衛と奈津の気になる縁談を縦軸に気になるストーリーが展開していきます。
今回は半兵衛ら3人に加え、半兵衛の息子・新太郎と妻・おふみの人間関係にもスポットを当て、より膨らみのある新たな「無用庵」ワールドを描き出します。4作目にして進化、さらに面白くなった痛快エンターテインメント時代劇にご期待ください!
■3人を盛り上げるレギュラーメンバー4たび結集!ゲスト陣もさらに豪華に!
出演は、水谷豊、岸部一徳、檀れいのほか、半兵衛の悪行退治に力を貸す元御庭番衆・藤兵衛に田山涼成、半兵衛にとっては奈津以外に気になる女性でもある初花の女将・お咲に中山忍、半兵衛の養子で書院番士・日向新太郎にNHK連続テレビ小説「エール」にも出演した田中偉登、その妻・おふみに松風理咲、奈津の父・松田清四郎に橋爪淳、その妻・郁に市毛良枝、半兵衛の理解者でもある火付盗賊改・長谷川平蔵に榎木孝明、半兵衛を高く評価している老中・松平定信に杉本哲太など、おなじみの豪華キャストが集結。さらに今回は、半兵衛の幼なじみ・安田善四郎に段田安則、その妻・里に石田ひかりがゲスト出演。さらに清水ミチコと堀部圭亮が胡散臭い?祈祷師として登場。半兵衛の周囲をうろつきますが、どのような絡みを見せるのかにも注目です。そのほか、2作目から登場した橋本マナミも農民おせき役で再び登場、ドラマに花を添えているほか、夏木マリも過去3作同様の安定した語りで「無用庵」ワールドを盛り上げます。笑いと涙、感動のストーリーを豪華キャストで描き出す時代劇「無用庵隠居修行」第4弾にご期待ください。
主な登場人物
日向半兵衛(ひなた・はんべえ)
……… 水谷 豊(みずたに・ゆたか)
かつての徳川家の直参旗本・大番士。病で妻を亡くして以来、やもめ暮らし。用人の勝谷から跡継ぎの心配をされていたが、新太郎を養子に迎えたことで跡継ぎ問題は解決。勝谷から旗本の息女・奈津を薦められるが、気にはなるものの「欲は捨てた」と断り続けている。
勝谷彦之助(かつや・ひこのすけ)
……… 岸部一徳(きしべ・いっとく)
幼少時から半兵衛に付き従う用人。半兵衛の身の回りのことはもとより、日向家の家政を一手に取り仕切っている。主人の意向を先読みする機転を持つ一方、自身の利得を天秤にかけるちゃっかりした一面も。半兵衛とは主従を超えた絆で結ばれており、信頼し合っていればこその毒舌を交えたやり取りを交わす。
松田奈津(まつだ・なつ)
……… 檀れい(だん・れい)
旗本の息女。勝谷が半兵衛の後妻にと見合いを仕組んだことをきっかけに意気投合、昵懇(じっこん)の仲となる。離縁経験があり、自らを「お転婆」と評す行動派。本気か冗談か真意は見せないものの、半兵衛との再婚には積極的。
あらすじ
遊女ばかりを狙う辻斬りが暗躍する江戸。半兵衛(水谷豊)は、「自分の出る幕がない」と元気のない用人・勝谷(岸部一徳)と出くわす。若殿・新太郎(田中偉登)は勤めも無難にこなし、嫁のおふみ(松風理咲)は何かと気が利いている。もう隠居するしかないのかと、とこぼす勝谷に大殿・半兵衛は隠居修行をさせてやろうと誘いをかける。とはいえ、松田家で清四郎(橋爪淳)と妻の郁(市毛良枝)から娘の奈津(檀れい)との縁談を迫られ、冷や汗の半兵衛を得意の機転で救った勝谷、働きの場を取り戻したと機嫌を直す。
一方、書院番へと出世した新太郎だったが、生真面目すぎる性格がたたり下足番へと降格した同僚の正太郎(森永悠希)が気になって仕方がない。正太郎は父・半兵衛の幼なじみ・安田善四郎(段田安則)の息子。先輩大番士からいじめられる正太郎に優しい言葉をかける。
その新太郎が御番頭・佐藤(斉藤暁)への届け物をした際、不審な書状を拾った。勝谷からその書状について相談された半兵衛が中を改めると、差出人に「黒田」という名が。半兵衛の目の前で浮世絵を買い占めるなど、黒田(松澤一之)に関しては悪い噂も聞いている。半兵衛は強い決意とともに書状を懐にしまう。
祈祷師のお加代(清水ミチコ)と峰蔵(堀部圭亮)ら悪霊払いの一団が半兵衛の無用庵へとやってきた。奇妙な呪文を唱え、半兵衛の性格などをズバリ言い当てるお加代らの不穏な予言にさすがの半兵衛もどうもうす気味悪い。
辻斬りの下手人をあげられず、定信(杉本哲太)も苛立ちを露わに。早々に捕えよ、との命を受けた平蔵(榎木孝明)を助けることになった半兵衛は、辻斬りが白装束であったことから、お加代ら祈祷師の一団が怪しいと聞かされるのだが…。
コメント
≪水谷豊≫
1年に一度、この3人でまたこの世界に行けるのかと思うと緊張もしますが、嬉しさもかなりあります。京都に来ると時代劇、時代劇は京都、という思いもありますし、ここの撮影スタッフが本当に素晴らしい。もう慣れてもいいだろうと思うのですが、来るたびに思うことでもあります。
吉川監督が始まった時からおっしゃっているのですが、武士も家の中でまで立派な喋り方をしていないはずだと。そこが面白いんです。半兵衛は長谷川平蔵や松平定信と堂々と話すところがありますが、家の中では全く違う人のように勝谷と奈津と振る舞う。そんな喜劇の要素もあり、シリアスドラマにもなっている。このバランスがとても面白いですね。そもそも僕がこれほど岸部一徳さんに偉そうにできるのはこの仕事だけですし(笑)。檀さんとの掛け合いも本当に楽しいです。この年齢の僕が女性に対してこんな振る舞いをできるのも、これまたこの作品だけ(笑)。私生活でそんなことできないですよ(笑)。
今回は段田安則さん演じる幼なじみとその息子が出てきます。この二人の存在が本当にたまらない。普段は面白おかしく過ごしていますが、“たまらない”という出来事が待っています。僕としてはそれが印象的でした。
時代劇はいろいろ見てきましたが、「無用庵隠居修行」のような時代劇は無くならないで欲しいと思います。もしも誰か別の人がやっていたら、僕もとても羨ましいと思っていたでしょう。それほどこういう時代劇はあって欲しいなと思っています。
≪岸部一徳≫
水谷さんの日向半兵衛を見ているだけでも面白いのですが、侍の日常は本当にこうなんだろうなというところが面白い。ちょっと珍しい時代劇ですが、見ている方も心地いいのではないかなと思います。勝谷も少し子供っぽくて楽しいです。
ここでの撮影は、毎日朝起きて始まり、その日が終わるという感じで過ぎていく。もう永遠に続けてもいいなと思うぐらい楽しいです。京都松竹の撮影所、吉川監督、スタッフ、そして水谷さん、檀さん。全部が揃っているんです。ずっとやって欲しいなという気持ちですね。
水谷さんも言っていたように武士も日常ではそんなに威張っていたり、きっちりしているわけではないと。そんな侍の日常をやるときに意外とわからないことも多かったのですが、監督が的確に教えてくれるんです。若い人に芝居をつけている監督の声を横で聞いて、なるほどと思う。本当にそういう意味では勉強になります。
≪檀れい≫
春が来るたびに「そろそろ無用庵の季節だな」という気持ちになります(笑)。時代劇ですが、日常でドタバタしつつも最後はほっこりする作品なので、年に一度の楽しみになっています。京都に来ると皆さんがワンチームになってものづくりに励んでいらっしゃるので、とても勉強になります。4年目でスタッフ、キャストが家族みたいになってきているという感覚が自分の中で湧き上がってきて特別な感じがしています。
1作目では水谷さんと岸部さんの普段の仲のいい感じが役としても活かされていて、その中にどうにか私も割り込んでみたいと思っていました(笑)。今回は4年目で少しずつお二人に近づけたかなと。
今回も奈津は少しでも半兵衛様に近づきたくて、力になりたくて、お転婆を発揮します。吉川組の撮影は私を含め皆さんが楽しんで演じている。そんな楽しい気持ちが画面に出ているのかなと思います。それぐらいキャスト、スタッフの皆さんがこの作品を愛してこの仕事を楽しんで、でも緊張感もあってすごく素敵な現場です。それが多分贅沢な時間であり、またやりたい、ずっと続いて欲しいという気持ちにつながっていると思います。
今回の「無用庵」はとてもシリアスであり、ドラマチックでもあり…。私、台本を読んだ時にはぁーとため息が出るぐらい、いつもとは少しテイストが違って切なくなってしまう内容だったんです。それでも「無用庵」として最後は心が温かくなるような展開になっていますので、よりこの作品を楽しんで頂けたらと思います。
出演者
水谷豊
檀れい 田山涼成 中山忍 佐藤B作 橋爪淳
市毛良枝 橋本マナミ 山中崇史 田中偉登 松風理咲 榎木孝明
段田安則 石田ひかり 森永悠希 清水ミチコ 堀部圭亮 石倉三郎 松澤一之
杉本哲太 岸部一徳
ナレーション:夏木マリ
スタッフ
原 作:海老沢泰久「無用庵隠居修行」(文春文庫)
監 督:吉川一義
脚 本:土橋章宏
制 作:テレビ朝日・BS朝日・松竹株式会社
この番組は4Kで制作しています。
「BS朝日4Kチャンネル」では4K映像でご覧頂けます。
シリーズ『無用庵隠居修行』も一挙再放送!
■「無用庵隠居修行」9月2日(月)よる7:00~8:54
■「無用庵隠居修行2」9月3日(火)よる7:00~9:00
■「無用庵隠居修行3」9月9日(月)よる7:00~8:54【4K】
■「無用庵隠居修行5」9月13日(金)よる7:00~8:54【4K】
■「無用庵隠居修行6」9月16日(月・祝)よる7:00~8:54【4K】
■「無用庵隠居修行7」9月17日(火)よる7:00~9:00【4K】
■「無用庵隠居修行8」9月23日(月)よる7:00~8:54【4K】新作