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On Air Note

#1129

ポール・マッカートニー&ウイングスのスラング解説!KTタンストールが語る大ヒット曲秘話

今回は、ポール・マッカートニー&ウイングスとKTタンストールを特集。小林克也さんが楽曲にまつわる興味深い裏話や、アーティストの言葉遊びのセンスについて解説します。KTタンストール本人が登場し、自身のキャリアや曲作りの哲学を語る貴重なインタビューも必見です。

■スター・オブ・ザ・ウィーク:ポール・マッカートニー&ウイングス


今週のスター・オブ・ザ・ウィークはポール・マッカートニーです。小林さんは、ポール・マッカートニー&ウイングスのベストアルバムに収録されている楽曲「C Moon」について、そのタイトルに隠されたスラングの意味を解説しました。1950年代に流行した「L7」というスラングは、指でLと7の形を作ると四角になることから「スクエア(野暮な、物分かりの悪い)」という意味を持つそうです。その反対語として作られたのが「C Moon」で、Cの形とMoon(月)の丸い形を合わせることで「OKだ」「ごきげんだ」という意味になると説明。ポール・マッカートニーらしい、遊び心あふれる楽曲の背景を紹介しました。

■ポール・マッカートニーの言葉遊びのセンス


「C Moon」を聴き終えた小林さんは、ポール・マッカートニーの言葉遊びのセンスについて触れました。日本の音頭のような感覚で言葉を楽しんで曲にするのが好きなのではないかと語り、例として「Ob-La-Di, Ob-La-Da」を挙げました。この曲で使われている「Bloody」という言葉は、イギリス人が癖のように使う少し悪ぶった表現であり、それをうまく使って楽しい曲に仕上げていると解説。また、2000年代の楽曲「Back In Brazil」では、間奏の終わりに日本語で「イチバン、イチバン」というリズムが入っているエピソードも紹介し、ポール・マッカートニーのユニークな音楽性を語りました。

■COUNTDOWN USA

最新の全米チャートトップ20をカウントダウン形式で紹介します。

▼20位~11位

今週のチャートでは、コナン・グレイの「Vodka Cranberry」が1つ順位を下げて20位にランクイン。ベンソン・ブーンの「Mr Electric Blue」は1つ順位を上げて19位となりました。ジャスティン・ビーバーの「Yukon」も1つ順位を上げ14位に入っています。

▼10位~1位


今週のトップ10では、オリビア・ディーンの「Man I Need」が新たなナンバーワンに輝きました。5週連続1位だったテイラー・スイフトの「The Fate Of Ophelia」は3位に後退。2位にはハントリックスの「Golden」がランクインし、強さを見せています。

■スター・オブ・ザ・ウィーク:KTタンストール


今週のスター・オブ・ザ・ウィーク後半は、イギリスのシンガーソングライター、KTタンストールを特集。デビューアルバムから20周年を記念して来日した彼女にインタビューをすることができました。彼女のキャリアの転機となったのは、映画『プラダを着た悪魔』に楽曲「Suddenly I See」が使用されたことでした。この曲は、パティ・スミスのアルバム『Horses』のジャケット写真を見て、ただそこに「存在する」アーティストとしての姿に感銘を受け、「自分もこんなアーティストになりたい」と感じた瞬間の気持ちをそのまま歌詞にしたものだと語りました。

■KTタンストール、曲作りのテーマと今後の目標


KTタンストールさんはインタビューで、自身の楽曲の多くが人生の困難や試練から生まれており、痛みや失恋、疑念といったテーマに基づいていると語りました。その中で「Suddenly I See」は例外的に高揚感のある曲だと述べました。現在はとても幸せで落ち着いた気持ちでいるため、「これから何について書けばいいのだろう」と面白い時期にいると笑顔で話します。「夫も犬たちも大好き、みたいな曲は誰も聴きたがらないでしょう」と冗談を交えつつ、今後の目標として「すごくカッコいいハッピーソングを書くこと」を掲げました。

■小林克也が語るKTタンストールのエピソード


小林さんは、KTタンストールさんの「Suddenly I See」にまつわる面白いエピソードを紹介しました。この曲がヒットしていた当時、彼女がショッピングモールで買い物をしていると、店内のスピーカーから自身の曲が流れてきたそうです。その瞬間、彼女はショッピングどころではなくなり、モール内のカラオケボックスに飛び込んで自分の曲を歌い、「私の曲にはこんな力があったんだ」と実感したという話を披露しました。

ポール・マッカートニーの言葉遊びのセンスから、KTタンストールの創作秘話まで、音楽の奥深さを堪能できる内容でした。