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#1711

メモワール フランスのすごさ“トゥール”にあり

80年代半ばからタルガ・フロリオを手始めにして、ミッレミリアも取材してきた我われは、イタリアこそが“クルマの天国”と思い続けていた。しかし、‘95年に初めて出かけたフランスのトゥール・ド・フランスというイベントはそれ以上だと知った。4月の肌寒い雨の朝にエッフェル塔前をスタートした170台以上のクラシックたちは、40kmほどのところにある憧れのサーキット“モンレリー”に立ち寄り、そこでいきなりレースを始めたのだ。初日こそ移動はさほど長くなかったが、このイベントは“足かけ4日間”も続き、行く先ざきで未知のサーキットやヒルクライムをこなすことになっているとは現地で初めて知った。