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#1791

メモワール ホンダビートの回想 海外にもファンがいた

前回の軽の“ミドエンジンスポーツ”S660は、日本ならでは、というよりホンダならではの楽しいクルマだった。今回は“名前は違えどその先代に当たるビート”に焦点を当てる。30年も前に誕生した、同じくミドエンジン(ノンターボの660で、8000回転で64馬力を発生した)の小さなオープンカーが、いまなお魅力的でホンダの歴史上かなり大切な存在でもあると思い至ったからだ。91年の5月に発売されたビートは、その3ヵ月後の8月5日に天に召された最高顧問の本田宗一郎さんが最後に見届けたクルマであり、60年代初めに宗一郎さんが望んだ叶わぬ夢“ホンダの四輪第1号”幻のS360の生まれ変わりに思えてきたからだ。