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#1907

Japan Mobility Show 2023 未来を担う注目のクルマたち

47回目となる東京モーターショーは、その名を「ジャパンモビリティショー」へと変え、自動車メーカーのみならず、広くモビリティ全般を取り上げるイベントへと進化した。とはいえ、そこは4年ぶりの開催ということで、もっぱら気になるのは自動車メーカー各社がそろえたニューモデルやコンセプトカーの数々。果たしてどんなモデルがならぶのか、期待は高まるいっぽうなのである。

 


 

#1907 Japan Mobility Show 2023 未来を担う注目のクルマたち
今週は、松任谷正隆とCG副編集長・中村昌弘氏が「Japan Mobility Show 2023」の様子をお届けする。
47回目となる「東京モーターショー」は、その名を「Japan Mobility Show」へと変え、自動車メーカーのみならず、広くモビリティ全体を取り上げるイベントへと進化した。4年ぶりの開催ということで、もっぱら気になるのは自動車メーカー各社が揃えたニューモデルやコンセプトカーの数々。果たして、どんなモデルが並ぶのだろうか?

 

商用車や二輪車は勿論、電動のパーソナルモビリティーから小型ジェット機のモックアップまでもが並ぶ会場は、乗り物好きなら1日いても回りきれない。
さらに、自動車メーカー各社が揃えたニューモデルや近未来を表現したコンセプトカーも展示されていた。今回は、ここからさらに注目のモデルを見ていきたい。

 

イベント公式サイト:https://www.japan-mobility-show.com/

 

日産ブース
コンパクトSUVの「ハイパーパンク」、エルグランドの未来像とも言えそうな「ハイパーツアラー」、未来のGT-Rを想像させる「ハイパーフォース」と、BEVのコンセプトモデル3台が並ぶ。
開発責任者の成田剛史さんにお話を伺った。

 

三菱ブース
三菱は来年発売の新型「トライトン」を披露して、かつてパリダカやWRCを戦ったオフロードの三菱のイメージをおしだしてきた。
未来のデリカをイメージした「D:X コンセプト」は、行動範囲の広さをうたうプラグインハイブリッドということで、中身は現実的なのである。

 

BMWブース
「ヴィジョン・ノイエ・クラッセ」を見た松任谷は「一段と現実的にちょっと見える」と述べた。

 

海外自動車メーカーブース
BYDからは来年導入予定のセダン「シール」、サブブランドのデンツァからはメルセデス・ベンツと共同開発したミニバンの「D9」、プレミアムブランドのヤンワンからは全長5m超えで、最高出力1100馬力以上というオフロードSUVの「U8」がやってきた。
「BYD Auto Japan」のマネージングディレクター・鈴木智之さんにお話を伺った。

 

ホンダブース
「プレリュード コンセプト」を見た中村氏は「久しぶりにホンダらしい。こういうの出てくると楽しみだという気もします」と述べた。
さらに、ホンダブースの横では、ソニーとホンダが共同開発した「アフィーラ プロトタイプ」が日本初公開!
試乗した松任谷は「ビジョンSから一段階またステップアップした感じがしますね。これから先が楽しみです」と期待を膨らませた。

 

トヨタブース
SUVタイプの「FT-3e」、GRのバッジが付いたスポーツタイプの「FT-Se」と2台のBEVのコンセプトモデルが登場。他にも、ワンボックスコンセプト「KAYOIBAKO」や月面走行を想定した「スペースモビリティ」なども並んでいた。
「FT-Se」に試乗した松任谷は「ユニーク、他にないですね。路上に置くと意外に視界は良さそう」と評価。

 

ダイハツブース
「ビジョン コペン」は、FF車ではなくFR車になっている。
松任谷は「FRになったんだ!それはさぞかし楽しいでしょうね」との感想。

 

マツダブース
マツダの注目モデルは、コンセプトカーの「アイコニックSP」。バタフライドアにリトラクタブル・ヘッドライトを採用しており、Bピラー周りには歴代RX7の面影が残る。
松任谷は「こりゃまたかっこいいぞ!ぱっと見て、おかしなキャラクターラインが一個もない」と述べた。

 

観覧後の感想
松任谷は「“モビリティ元年”といってもいいのかな、それを感じたショーだった。楽しい、やっぱり」とのこと。
中村氏は「思ったよりも見るところがありましたね。自分が車好きだってことを改めて思い知らされます」と語った。