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ブラックドッグ~新米教師コ・ハヌル~

フレッシュなセンスが光る新人脚本家たちの挑戦

2020年度にヒットした作品を見てみると、多くの新人脚本家が活躍していることがわかります。「百想芸術大賞2020」で作品賞を受賞した「ストーブリーグ」、脚本賞受賞の「椿の花咲く頃」はどちらも新人脚本家の作品で、大きな話題を呼びました。
「ブラックドッグ~新米教師コ・ハヌル~」もそんな作品の一つ。脚本を手掛けたパク・ジュヨンは実際に私立高校で教師をしていた経験があり、リアリティのある脚本で非正規雇用教員の実態を描き出して高い評価を獲得しました。また、音大生の夢と現実を恋模様を交えて描いて若者を中心に人気を得た「ブラームスが好きですか?」は、放送局SBSの脚本公募展の当選作で、脚本のリュ・ボリもまたソウル音楽大学でヴァイオリンを専攻した人物です。こうした新人脚本家たちが手掛ける作品は、果敢に新しいテーマに挑戦していたり、新人ならではのフレッシュなセンスが光っており、時代にマッチした内容で視聴者の心をつかんでいます。
 また、ドラマでも新人脚本家にスポットを当てた作品があります。「ブラックドッグ」でヒロインを演じたソ・ヒョンジンは「愛の温度」で新米脚本家を演じました。劇中、公募展に落選して落ち込む様子や、デビューしたものの演出家と衝突したり、俳優の降板危機にあうなど、作品作りに悩む姿がつぶさに描かれています。以前、韓流モーニングで放送された「恋愛体質~30歳になれば大丈夫」や「江南ロマン・ストリート~お父様、私がお世話します!?~」でもヒロイン扮する新人脚本家が奮闘していました。大御所脚本家との確執やコンテンツ会社とのやりとりなど、脚本家たちの苦労と努力がしのばれる興味深い内容になっています。