BS朝日

バックナンバー

夫婦の世界

全視聴者を敵に回した浮気夫、振り回される思春期の息子…。脇役の熱演も光る!

 「夫婦の世界」で忘れてはならないのが浮気夫のテオ。「恋をしたのが罪か」「2人とも愛しているんだから仕方ないじゃないか」などの逆切れセリフを連発。全視聴者を敵に回し、“国民のクズ夫”というありがたくない称号までもらいました。演じたパク・ヘジュンはこれまでに「ミセン-未生-」「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」などに出ていましたが、本作で知名度が爆上がり。元映画監督で妻の援助を受けて映画製作会社を経営しているけれど、社会的地位、財力、能力、全て妻よりも劣っているコンプレックスだらけの夫。どこか少年のような魅力と大人のセクシーさを併せ持つパク・ヘジュンでなければ、この難しい役は演じきれなかったかもしれません。
 
ほかにも「愛の不時着」で北朝鮮の耳野郎を演じてブレイクしたキム・ヨンミンがテオの友人役を演じて注目されました。その妻に扮したパク・ソニョンは「真実」「王女の女」「冬鳥」などで韓流ファンには懐かしい人気女優。ひどい浮気性の夫を信じたいけど信じきれない内向的な妻のジレンマをうまく演じて、この夫婦の在り方も物語に大きなアクセントをもたらしました。
 
 そして夫婦の最大の犠牲者の息子ジュニョンを演じたのはチョン・ジンソ。「相続人」「青い海の伝説」でイ・ミンホの子ども時代を、「ミスター・サンシャイン」ではイ・ビョンホンの少年時代を演じた人気子役です。後半は傷つき、心を閉ざす思春期の息子にスポットが当たっていきます。登場人物それぞれが複雑な心理を抱え、もがき、苦しみ、迷走する。壮絶でディープな「夫婦の世界」。見始めたら、もう、その沼にハマるしかありません。