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#70

歌で時を巡る

「われは海の子」(文部省唱歌)は、明治時代に日本人の作詞家、作曲家によって作られた唱歌です。それまでは、外国のメロディに日本的な歌詞をつけたものがほとんどでした。この曲は、明治43年に発表されました。長く作詞者がわからずにいましたが、近年は児童文学者の宮原長一郎ではないかといわれています。もしそうだとしたら、この歌の舞台は宮原が育った鹿児島の海ではないでしょうか。
この歌は、漁村で生まれ海辺で育った男の子が自分を育ててくれた海を歌っています。