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#108

刀に描かれた都の風景
〜髭切 膝丸 美しさの秘密〜

人気の刀剣企画第3弾!刀は武士たちが身を護った武器であると同時に、その美しさも大きな魅力。そこで今回は俳優の宇梶剛士さんが、居合術家である町井勲さんと共に、刀にゆかりの深い京都の名所をめぐり、「刀の美しさ」の秘密に迫ります。
嵯峨野の名刹、大覚寺では刀剣ファン垂涎の名刀「膝丸」を拝見。平安時代、
源氏の武将が使ったとされる名高い刀がなぜ美しいのか?その謎を解き明かします。
学問の神様として知られる菅原道真公を祀る北野天満宮では、古くから受け継がれてきた様々な年代の刀を拝見させて頂きます。中でも注目なのが「髭切(ひげきり)」と呼ばれ、源氏の武将が振るったことで知られる名刀。膝丸と並んで高い人気を誇る名刀をじっくりと眺めながら、その美しさをたっぷりと堪能。
この刀にも不思議な逸話が残されていました。また菅原道真の守り刀とされる「猫丸」も拝見。このユニークな名前の由来とは? そして北野天満宮を描いた2振りの名刀「大慶直胤」と「国広」をじっくり拝見します。

さらに今回、注目するのは「刀の中に描かれた風景」。
小倉山の麓に門を構える二尊院は、小倉百人一首ゆかりの場所。小倉百人一首に収められた和歌には、奈良の「吉野」や「竜田川」など美しい風景が詠まれていますが、その風景がなんと刀の中に見られるというのです。一体どういうことなのでしょうか?
そして嵐山で遥かな歴史を刻む天龍寺へ。ここには禅の教えが込められた美しい庭園や天井画がありますが、実はこの禅の教えを表現した風景を刀の中に見ることが出来るというのです。一体、刀のどこにその風景が刻まれているのでしょうか。
京都の名所をめぐりながら、日本刀の知られざる奥深い魅力をひも解きます。

 
【専門家出演者】
●修心流居合術兵法 修心館 館長 美術刀剣「刀心」
町井 勲さん