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#153

二条城と日本最後の城

女優の檀れいさんと城郭研究の第一人者 千田嘉博先生が、世界遺産「二条城」と丹波地方にある“日本最後の城”「園部城」を訪ねます。
美しい姿が目をひく二条城の「東南隅櫓」。白漆喰が塗られているのには、見栄えの良さ以外にも重要な理由がありました。
二条城の正門として堂々と構える「東大手門」。豪華な彫刻が施された荘厳な「唐門」。弓矢や鉄砲を使わずして、なぜ周りの大名や公家を押さえつけることができたのでしょうか?
“まるで美術館のよう”と言われる 国宝「二の丸御殿」。たくさんの虎や立派な松が描かれた襖絵には、諸大名を文化の力で従わせようという意図が。
さらに最も重要な部屋「大広間」には将軍が雲の上の存在であると思わせるための様々な仕掛けが隠されていました。

華麗な城という印象の二条城、実は戦っても強い城でした。中でも将軍の御殿や天守があった「本丸」は鉄壁。銅板で覆われている「本丸櫓門」や、敵を閉じ込めて狙い撃ちする「枡形」は強力。
さらには、敵を迎え撃つために巧妙に設置された「中仕切門」と本丸内部に巡らされた「雁木(がんぎ)」と呼ばれる石段がセットになると、とてつもない破壊力を発揮したのでした。
今回は檀れいさん自らその鉄壁の防衛システムを実地調査。普段は立ち入り禁止区域である雁木に特別に上がらせてもらえたことで、檀さんも大興奮!
もう一つの目的地「園部城」。明治になって完成したため、“近世城郭最後の城”と言われています。ところが“下手くそな城作り” “守る気がないダメな城”という烙印を長年に渡り押されてきました。
そこで今回、檀さんと千田先生が悪評を一新すべく再調査!そこから見えてきた“本当はスゴイ園部城” あのシンデレラ城との意外な関係もあきらかに!

【専門家出演者】
●城郭考古学者 奈良大学文学部教授
千田嘉博さん