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#161

京の名刀巡り
~髭切 膝丸 薬研 一期~

人気シリーズ、都の刀剣企画第5弾!
いつか自分の刀を持ちたいという俳優の渡辺大さんが、京都の名刀を訪ね、自分好みの一振を見つける旅へと出かけます。刀剣解説は居合術家の町井勲さん。
まずは戦国武将 織田信長が散った「本能寺の変」でよく知られる本能寺へ。ここには信長の愛刀「伝三条宗近」の太刀が今に伝わり、そこから信長の人物像が浮かび上がると言います。さらに「本能寺の変」で信長と共に焼け落ちたとも言われる幻の名刀「薬研藤四郎(やげんとうしろう)」を現代の刀工が様々な史料から復元!なんと手に取って様々な角度から眺めることが出来る画期的な展示!幻の名刀と言われる「薬研藤四郎」からも信長の思わぬ人物像が・・・!さらに信長の家臣、森蘭丸が使ったと伝わる大太刀も拝見。
学問の神様、菅原道真を祀る北野天満宮では、平安時代から代々、源氏に受け継がれてきた宝刀「髭切(ひげきり)」を拝見しながら、渡辺さんが刀剣鑑賞の基礎を学びます。刀剣を鑑賞する際に、絶対に欠かせない3つのポイントとは?また、安土桃山時代の名高い刀工・堀川国広が手掛け、豊臣秀頼が奉納した貴重な太刀をじっくりと眺めます。さらに兼房(かねふさ)や青江恒次(あおえつねつぐ)といった歴史に名を刻む刀工が手掛けた刀剣も登場。

風光明媚な嵯峨野を代表する名刹、大覚寺では、髭切の兄弟刀「膝丸」を訪ねます。義経や頼朝も手にしたと伝わる「膝丸」・・・兄弟刀とはいえ、「髭切」と見比べてみると様々な違いが!それは一体? また、膝丸のような平安鎌倉時代に作られた太刀は、「手元から反っている」のが特徴。実はこの太刀の使い方、私達のイメージとはかなり違うんです。戦での意外な使い方とは?
創建より1800年以上という長い歴史を誇り、皇室ともゆかりのある藤森(ふじのもり)神社には、刀剣ファン注目の名刀が!それが2022年8月に奉納されたばかりの「一期一振(いちごひとふり)」の写し。皇室の所有物「一期一振」を現代の名高い刀工が魂を込めて、精巧に再現した渾身の一作。その貴重な姿とは?さらに、同じく皇室の所有物で、普段は見られない太刀「鶴丸国永」の写しも拝見します。
名高い刀剣尽くしの旅、是非お楽しみに。
 
【専門家出演者】
●修心流居合術兵法 修心館 館長 美術刀剣「刀心」
町井 勲 さん