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#173

京都ぶらり歴史探訪2時間スペシャル
高野山と東寺 空海 真実の顔

 平安時代の僧侶、弘法大師空海は2023年に生誕1250年を迎えました。
そこで今回は、中村雅俊さんと藤井フミヤさんが空海ゆかりの地を旅する2時間スペシャル。京都と高野山をめぐり、空海の「真実の顔」をひも解きます。
 京都を旅するのは空海の大ファンという藤井フミヤさん。 実は京都で、空海の知られざる「6つの顔」が分かると言います。
 京都のランドマーク五重塔がそびえる東寺では、 多くの国宝仏像が並ぶ「立体曼荼羅」で空海の意外な一面が判明。さらに五重塔の中では、空海が塔に秘めた深い意味を知ることに。
山あいの寺院、神護寺では、空海の若き日の姿や、空海が手を合わせたとも言われる貴重な仏像を拝見します。
 風光明媚な嵯峨野の名刹・大覚寺には、空海を重用した嵯峨天皇が、空海にさらに心酔することになった意外なエピソードが伝わっていました。また、日本の各地に「空海が掘ったら水が湧いた」といった伝説が生まれた意外な理由も明らかに。

 空海が修行した場所、世界遺産・高野山へ向かったのは、中村雅俊さん。そこは、標高約800mに広がる天空の聖地。この地を崇めたのが、平清盛、豊臣秀吉など、のちの日本に君臨した、数々の権力者たちでした。彼らはなぜ、高野山を目指し、高野山の寺院を篤く信仰したのか?1200年の歴史が重なる山を巡ることで、その理由が明らかに!実は、平清盛が厳島神社を復興したのは、空海から頼まれたからだった!?高野山が聖地たる理由を、次々と紐解いていきます。
 さらに、800人もの僧侶が暮らす宗教都市・高野山の街をぶらり散策。コンビニにスナックなど、その興味深い日常を垣間見ます。また、聖なる山で一夜を過ごせる「宿坊」などもご紹介!
 京都と高野山、空海にとって大切な場所を巡ることで、伝説のヴェールに包まれた聖者の素顔が浮かび上がります。


【専門家出演者】
●高野山大学 密教学科准教授 
櫻木 潤 さん
 
●高野山金剛峯寺 執行長宗務総長公室長
藪 邦彦 さん
 
●高野山大学 密教文化研究所受託研究員
木下 浩良 さん