番組表

バックナンバー

#113

絶景の郷に眠る伝説の謎 2時間SP

今回は、内藤剛志さんと本上まなみさんが、海外からの注目も高まる「奥京都」を巡る2時間スペシャル。“海の京都”と“山の京都”、それぞれの旅を通して、雅な京とはひと味違う、大自然と人々の営みが織りなす絶景と物語に出会います。そして最後には、誰もが知るあの伝説の謎にも迫ります。
まず内藤さんが訪れたのは、「日本のヴェネツィア」とも称される伊根。舟のガレージを備えた伝統の舟屋が海沿いに建ち並び、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選ばれています。海上タクシーで沖へ出て、海から眺める舟屋の絶景を堪能。さらに、新鮮な海の幸を味わいながら、伊根の魅力に触れます。
続いて足を運んだのは、京丹後市に広がる豊かな自然。この地は、ユネスコが認定する「山陰海岸ジオパーク」の一部でもあり、地球の営みを感じさせるダイナミックな景観が残されています。「日本のエアーズロック」と呼ばれる、周囲1キロにも及ぶ巨大な奇岩「立岩」や、仏教と深い関わりを持つ「経ヶ岬」など、圧巻の風景が広がります。
そして、日本三景のひとつ・天橋立では、歴史上の偉人たちが愛した白砂青松と称される絶景を歩きながら、古代のロマンに思いを馳せます。その先にあるのが、日本のルーツに繋がるという元伊勢籠神社。かつて天橋立が参道だったという伝承とともに、その謎を紐解きます。

一方、本上まなみさんが訪ねるのは、京都市内から車で約90分、美しい茅葺き屋根の家々が残る美山町。「かやぶきの里」では、現在の暮らしと昔の生活を比較しながら、先人たちの知恵と工夫に触れます。美山川の鮎や山で採れた山菜料理など、地元ならではの旬の味覚にも舌鼓を打ちました。そして、本上さんがどうしても訪ねたかったという秘境・芦生の森へ。100年以上大規模な伐採が行われていない原生林の中で出会うのは、数々の植物が共生する“奇跡の神木”大カツラ。その圧倒的な存在感に、自然の神秘と力強さを感じます。
最後に内藤さんが訪れるのは、浦島太郎伝説が伝わる浦嶋神社。実は奥京都こそが、浦島伝説の発祥の地といわれ、絵巻などを手がかりに、物語に隠された三つの謎に迫ります。