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#258

CNN特集
アメリカ最大の課題 激増する移民 ~後編

地球規模で激増する移民・難民。そんななか「移民の国」アメリカはどのような姿勢を示すのか?移民に厳しい政策をとる共和党州知事、一方で民主党バイデン政権の国境警備と移民政策は機能しているのか?JFKの登場から公民権運動以降の移民の歴史を紐解く。政策課題が山積する現在の移民問題を探るCNN特集。また2024年・大統領選の共和党候補者討論会をいち早く町山が徹底解説。

 


 

アメリカ移民の歴史と現在の課題 後編
アメリカ国境に押し寄せる移民・難民と、そこに立ちはだかる国境の壁。一方で、トランプ政権以降、アメリカへの移民の数は減少している。
今回は、CNN特集「移民の歴史と現在の課題」後編をお送りする。

 

2024年 大統領選挙レースがスタート
町山智浩と藤谷文子が、大統領選についてトーク。今月23日、共和党候補者による討論会が開かれたが、トランプ前大統領は欠席。
トランプ氏は党内で圧倒的支持を得ているが、憲法を破壊したという容疑で起訴されており、他の候補者たちはジレンマを抱えている。「トランプ氏が有罪になっても投票するか?」という質問に、彼らが見せたコメディ映画のような反応とは?!

 

トランプ氏がジョージア州の拘置所に出頭
トランプ前大統領は、2020年の大統領選でジョージア州の結果を覆そうとしたとして起訴され、ジョージア州の拘置所に出頭。保釈金20万ドル(約2900万円)を支払い保釈された。
逮捕後に撮影される顔写真「マグショット」も撮られたトランプ氏。町山によると、あまりの人相の悪さにみんな大喜びして、トランプ氏が嫌いな人も好きな人もある行動をとっているという。

 

移民排斥の歴史を覆そうとする政治家 JFK
1800年以降、アメリカは労働力として多くの移民を受け入れてきた。しかし、1924年に可決された「移民法」により移民は排除される。
1961年に大統領に就任したジョン・F・ケネディは、そんな移民排斥の歴史を覆そうとする政治家だった。彼の功績と、その後の米国移民の歴史について解説。

 

米国は深刻な人手不足
トランプ政権では、移民の数は3分の2になった。移民の数を制限する政策は、アメリカ国内に深刻な問題を引き起こすことになる…。
少子化の真っ只中にあるアメリカの人口は減る一方。移民が減少したことで、アメリカが必要とする労働者は減少している。町山が、深刻な人手不足の状況について解説。

 

カナダは有益な移民を獲得し経済が好転
調査によると、移民の労働者を拒否すると、2030年までにアメリカ経済は9兆ドルを失うという。貧しい国の労働力が移民することで、経済が好転する。その“宝の山”を利用する国もある。
去年、カナダは3年間で150万人を受け入れる大胆な移民計画を発表した。カナダは、移民たちが経済に良い影響をもたらすことを期待し、そのために能力を持つ移民を慎重に選んでいる。

 

バイデン氏の新たな移民政策
CNNのドキュメンタリーについて足りない部分があるという町山が、バイデン大統領の新たな移民政策について解説。バイデン氏は今年5月、移民法を根本的に変える大変革を行った。
わざわざアメリカ国境に来て、不法に国境を越えないと難民申請ができない状態だったのを、国を出ないでも難民申請ができるようにするなどしたが、その効果は?