番組表

放送内容

#9

#9 東京・六本木「てんぷら 味覚」

東京・六本木。六本木ヒルズをはじめ、大型商業施設やオフィスビル、大使館が立ち並び、世界中から人が集まる街だ。
その一角に、長年にわたり暖簾を守り続けてきた天ぷら店がある。
「てんぷら 味覚」。
 
創業は昭和6年、日本橋で店を構え、昭和61年に六本木へ移転。
40年以上にわたり、この街で親しまれてきた。
かつて店を率いた二代目は、天ぷら職人として高い評価を受けてきたが、2024年に他界。現在は三代目と料理長が、その技と味を受け継いでいる。
 
特徴は、親しみやすさと確かな技術を併せ持つ江戸前の天ぷら。
昼時には、近隣の会社員や外国人客が店先に列をつくる。
名物は「おまかせ天丼」。
市場で仕入れたエビやイカなどの魚介、ナスやピーマンといった季節の野菜を、カウンター越しに一つひとつ揚げていく。
味付けはタレと塩の2種類。
タレは、先代から継ぎ足されてきたもので、鰹の旨みを感じる味わい。
塩はフランス産の天然海塩を使用し、素材の風味を引き立てる。
たっぷりと盛られた天丼は1300円。
 
高級店が並ぶ六本木の中で、手頃な価格で天ぷらを味わえる店として、多くの客に支持されている。
守り継がれてきた味と、店を訪れる人々の交流を追った。