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放送内容

#3

那須どうぶつ王国
海のSDGs 『オーシャン・クリーンアップ』  ボヤン・スラット

那須どうぶつ王国

新型感染症の流行で美術館や映画館、レストラン多くの施設が時短や休業を
余儀なくされていたのはみなさんご存知ですよね。
日本に150以上あると言われている動物園も同じ。
5月15日現在ほぼ全ての動物園が休業中なんだそうです。

けれど中に暮らす動物たちにはそれは関係ないこと。
初夏のこの時期、動物園は出産ラッシュを迎えています。
今回はそんなエネルギーに満ちた場所から、それに負けない情熱に満ちた人を紹介します。

那須どうぶつ王国の園長、佐藤哲也さん
とにかく動物が大好き
小さい頃に拾ってきた犬を返してこいと言われて家出したこともあるという佐藤さん。
好きを貫いて、飼育員にそして今は園長として活躍しています。

バトンを受け取るのは道下きりなさん。高校2年生。
授業で耳にした、ペットの殺処分の実態に心を痛め、「動物と人がお互いに幸せで
いられる世界ってどうしたらできるんだろう」と考えはじめています。

実は今、地球上で1日74種という動物たちが絶滅に追い込まれているといいます。

貴重な動物たちや、あらゆる動物のエキスパートが集まる動物園は、
世界の動物たちを守る重要な砦として期待されているのです。
佐藤園長も自分の園内そして世界に足を伸ばして動物たちと守るべく奮闘中。

その取り組みは世界の動物たちはもちろんのこと、
実は私たち人を救うことにも繋がっているのだそうです。

「地球上に無駄な生きものなんていない」と
世界中の動物たちを救うため日々考え行動し続けている佐藤園長が始めた
SDGsぜひご覧ください。


 

海のSDGs 『オーシャン・クリーンアップ』  ボヤン・スラット

みなさん子供の頃の夢ってなんでしたか?今、実現していますか?
今日は、16歳の時に感じた「世界の海をキレイにしたい」という思いから
環境NPOを立ち上げ、「20年後の2040年までに世界の海のプラスチックゴミ
の90%回収する」という壮大な目標に向かって活動する25歳の若者を紹介します。

©The Ocean Clean Up
©Matthew Chauvin

 
NPOオーシャンクリーンナップ代表のボヤン・スラットさん。
オランダに生まれたボヤンさんは16歳のとき、ギリシアの海に旅行に行き
海中に漂うプラスチックゴミの多さに衝撃を受けました。
「汚れた海をキレイにしたい!」

ここでボヤンさん、「自分一人ではどうにもならないしなあ・・・」「自分はまだ子供だし」
などとは思わず、どうやったらプラスチックゴミを回収できるか考え始めたんだそう。
そして17歳の時、1つのアイディアを思いつきます。
それは海流など自然の力を最大限に利用して海のプラスチックゴミを集めるシステム。
このシステムを世界の海で稼働させるため、ボヤンさんはオーシャンクリーナップを
立ち上げます。
たった2人で始めたNPOはその後、彼の掲げる目標に賛同する専門家や
支援者に恵まれ、いつしか「世界のプラスティックゴミの90%を回収する」
という目標が夢物語ではないほどの大きなチームになりました。

ボヤンさんはいかにして夢を実現したのでしょうか?
そして20年で、世界のプラスティックゴミ90%を回収できるという
驚きのシステムとは?

ボヤンさんの始めたSDGsぜひご覧ください。