BS朝日

放送内容

ビッグイシュー 佐野未来さん
シュアール 大木洵人さん・今井ミカさん

ビッグイシュー 佐野未来さん

私たちが生きる上で欠かせないものとして「衣食住」という言葉があります。
「食」はなければ餓死してしまう。
「衣」についてもないまま現代社会で生活していくことは難しいでしょう。
けれど「住」に関しては持たずに社会の中で暮らしている人がいます。
路上生活者、ホームレスの人たち。
今回はこうした「住」を失った人々を手助けする取り組みをご紹介します。

 

ホームレスの人の自立支援をする雑誌「ビッグイシュー」を運営する佐野未来(さのみく)さん
でも雑誌でホームレスの人たちを支援するってどういうことなんでしょうか?

バトンを受け取るのは滝澤史(たきざわふみ)さん
イギリスの高校に通い、ホームレスの人たちに食事を配る
ボランティアをしていました。

2人が訪れたのは、新宿駅前。
ビッグイシューを手に持ち販売している男性がいます。
この光景見たことある人もいらっしゃるのではないでしょうか。
現在、販売者は東京で30人、全国には110人います。

販売者たちは最初、雑誌10冊を無料で受け取ることができます。
そして10冊が売れた後は売り上げを元手に雑誌を購入、
定価で販売し、その一部を収入として得ることができるという仕組み。

この仕組みおよそ30年前、イギリスで生まれました。
その理念は「self help」。
多くのホームレスの人たちを抱えるロンドンではボランティアが食べ物の配給を
していましたが、なかなか彼らの自立にはつながりませんでした。
ホームレスの人々には配給だけでなく、社会との繋がりも必要。
その思いから「仕事」を通じてホームレスの人々を助ける試みは始まりました。

「困難の中にある人たちに新たな人生を歩みだす場所を提供したい」
佐野さんのはじめたSDGsぜひご覧下さい。


 

シュアール 大木洵人さん・今井ミカさん

新型コロナウイルスの流行で頻繁に目にするようになった都道府県首長の記者会見。
そこで「増えていったこと」があるのですが、気づきましたか?
答えは、「手話通訳」首長の言葉を同時に手話で通訳すること。
全国98自治体に実施したアンケートによれば、
もともと手話通訳付きの会見をしていたのは19自治体だったのが、
感染拡大後には4倍超の82自治体に。
今回は、この「手話」が世の中の当たり前になるよう
動き出している人たちからのバトンを受け取ります。

 

オンラインで手話通訳のサービスを提供する会社を設立した大木洵人(じゅんと)さんと、今井ミカさん。
訪ねるのは大学生の小出紗加(すずか)さん。大学で、障害のある子への教育も取り扱う
「教育発達学」を勉強中ですが、手話についてはほとんど知らないそう。
まずは「手話」について教えてもらいます。

大学のサークルで手話を学び始めた大木さん。その頃ろう者の今井さんと
出会いました。ろう者とは耳が聞こえず、「手話」が第一言語で、独自の文化を持つ
人のこと。

「手話」は、日本語をそのまま手の動きに置き換えたものではないのだそう。
手の動きだけでなく、顔の動きも合わせて意味を伝える、日本語とは異なった言語。
それゆえ、ろう者にとって「筆談」は、
自分の母語とは別の言葉を使うコミュニケーション。
それは、ろう者でない人に置き換えると、“英語”でやりとりするような感覚。
誰もが当たり前にできるものではないのだとか。

それならば、「手話」ができるだけ多くの場所で使えるようにしたい!
そう思って2人は「遠隔手話通訳サービス」を始めたのです。

SDGsが目標とする誰一人として取り残さない社会の実現に向け、
ろう者の皆さんのためにできることはなんだろう?
大木さん、今井さんがはじめたSDGsぜひご覧ください。