番組表

番組概要

カルテットという名の青春が過ぎても

 
あの青春から15年。
4人の人生が再び交差する―――
 
2011年にBS朝日で放送され、第49回ギャラクシー賞など数々の賞を受賞したドキュメンタリー番組「カルテットという名の青春」の続編ドキュメンタリー。
かつて「日本最高の若手カルテット」と称された、ジュピター・カルテット・ジャパンの4人。2010年の活動休止後も、植村太郎(ヴァイオリン)、佐橘マドカ(ヴァイオリン)、原麻理子(ヴィオラ)、宮田大(チェロ)の4人は、国内外で活躍する音楽家であり続けた。
離れていた歳月の、それぞれの人生、それぞれの今。そして2026年4月の再会コンサートにいたる日々を映す。
 

≪出演者≫
植村太郎(ヴァイオリン)
佐橘マドカ(ヴァイオリン)
原麻理子(ヴィオラ)
宮田大(チェロ)
ほか
 
ジュピター・カルテット・ジャパン
2004年、桐朋学園の若き学生たちによって生まれたジュピター・カルテット・ジャパン。2005年には桐朋学園室内楽講習会 in 富山にて東京クヮルテットの薫陶を受け、JT「期待の音大生によるアフタヌーンコンサート」や調布音楽祭、プロジェクトQ・第3章など、数々の舞台で研鑽を重ねる。2007年、東京クヮルテットの招きによりイェール大学主催のノーフォーク音楽祭に参加。その後、ジュネーヴ高等音楽院にてタカーチ弦楽四重奏団の創立者ガボール・タカーチ=ナジに師事し、欧州での活動も広げた。これまでに原田幸一郎、原田禎夫、今井信子、そして東京、ゲヴァントハウス、ジュリアード、上海、ミケランジェロなど世界を代表するカルテットから薫陶を受ける。それぞれがソリストや室内楽、オーケストラ奏者として国内外で活動し、人生の異なる道を歩んできた4人。ジュネーヴ高等音楽院を共に巣立って以来、初めての再会であり、共演となるこのひととき。時を経て再び集う――。
 
 
植村太郎(ヴァイオリン)

ローム ミュージック ファンデーション、岡田文化財団に助成を受け、ジュネーヴ高等音楽院(室内楽)、ハンス・アイスラー音楽大学大学院等にて研鑽を積む。日本音楽コンクール第1位など多数入賞。プラハ交響楽団、モーツァルテウム管弦楽団、東京交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、他と協演。現在、国内外でソロ、コンサートマスター、室内楽奏者として活躍する。「太郎合宿」を主宰するなど若手の育成にも力を注ぐ。また様々なアイディアを反映した演奏会を自ら企画し、好評を得ている。現在、東京藝術大学准教授、藝大フィル・ソロ・コンサートマスター、東京藝大ジュニア・アカデミー講師、フコク生命パートナー・アーティスト、桐朋オーケストラアカデミー富山非常勤講師など活動は多岐にわたる。使用楽器はイエロー・エンジェルよりT.バレストリエリ1760を貸与。
 

 

 
佐橘マドカ(ヴァイオリン)

ジュリアード音楽院プレ・カレッジ、桐朋学園大学を経てジュネーヴ高等音楽院に学ぶ。ローム ミュージック ファンデーション奨学生。国内外の主要音楽祭や、小澤征爾音楽塾、サイトウ・キネン・オーケストラ等に参加。現在、ヨーロッパを拠点に活動。仏サヴォワ管弦楽団首席奏者、レマニック・モダン・アンサンブルのメンバー。客演首席奏者として欧州のオーケストラに招かれ、現代音楽アンサンブルとのコラボレーション、タンゴ、バロック等幅広い分野で活躍している。ソリストとして名フィル、サヴォワ管、ランシー管、オーケストラ・コンセルテュス等と協演。ジュネーヴ大歌劇場にてフィリップ・グラス作曲オペラ「浜辺のアインシュタイン」のソリストに抜擢され好評を博す。これまでにヴァイオリンを吉野薫、田中直子、加藤知子、堀正文、ミハエラ・マルティンに、室内楽をガボール・タカーチ=ナジ、今井信子、東京クヮルテットに師事。
 

 

原 麻理子(ヴィオラ)

ウィーンを拠点に、ソリスト、室内楽奏者として活躍。桐朋学園大学在学中にヴィオラへ転向。2006年より今井信子のもとジュネーヴ高等音楽院に留学、2009年首席で卒業。2010-13年ケルン音楽院にてアントワン・タメスティ、スティーヴン・イッサーリスに師事。2006年ブラームス国際コンクール第2賞。ヴェルビエ、クフモ、ルツェルン等の国際音楽祭に招かれ、ウィグモアホール、ベートーヴェンハウス・ボン、コンツェルトハウス・ウィーン、東京オペラシティB→C、トッパンホール等、内外の主要ホールで演奏。2014年“Best of NRW”アーティストとしてドイツ14都市ツアーを行う。日フィル、ドゥイスブルク・フィル、チュニジア響等と協演。近年はチロル音楽祭やハウス・オブ・シュトラウスにてコンサートシリーズを展開し、音楽とアート、香りを結ぶ新しい表現にも挑戦。強さと柔らかさ、静けさと炎。そのすべてを内に抱きながら、彼女の音楽は生きることそのもののように、鮮やかに響きわたる。
 

 

宮田 大(チェロ)

2009年ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールにおいて、日本人として初めて優勝。これまでに参加した全てのコンクールで優勝を果たしている。その圧倒的な演奏は、作曲家や共演者からの支持が厚く、世界的指揮者・小澤征爾にも絶賛され、日本を代表するチェリストとして国際的な活動を繰り広げている。トーマス・ダウスゴー指揮、BBCスコティッシュ交響楽団との共演による「エルガー:チェロ協奏曲」の欧米盤が、欧州のクラシック界における権威のある賞の一つオーパス・クラシック賞2021を受賞するなど、海外からの評価も高い。ジュネーヴ高等音楽院卒業、クロンベルク・アカデミー修了。桐朋学園大学特任教授、桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)非常勤講師、水戸室内楽管弦楽団団員、サイトウ・キネン・オーケストラではアドバイザリー委員を務める。使用楽器は、上野製薬株式会社より貸与された1698年製A. ストラディヴァリウス“Cholmondeley”。