番組表

ストーリー

第9話/第10話

1985年、ホテルの大広間で国民航空創立35周年記念パーティーが行なわれていた。堂本社長(國村隼)、行天取締役(渡部篤郎)らが政財界の大物たちを出迎える中、会場には約10年の僻地勤務から日本に帰任していた恩地(上川隆也)の姿があった。パーティーのさなか、国民航空の大型旅客機がレーダーから消えたという一報が入る。すぐに現地へ向かった恩地だが、事故の惨状を前に呆然と立ち尽くすしかなかった。
 

 

 


 

体育館では鑑識の警察官や医師らによって、事故現場から運ばれた遺体の検視作業が進められていた。現地に来ていた恩地は乗客の家族のお世話係となり、身元確認をする遺族の悲嘆を目の当たりにする。事故原因が明らかにならない中、未曾有の大事故を起こした責任を取り、堂本社長は記者会見で辞意を表明。行天は愛人関係にある客室乗務員・小川亜紀子(長谷川京子)に堂本の失脚を契機に自分は常務昇格を狙うと告げる。