番組表

放送内容

そこにあるもの。 ~繋ぐ。送る。生きる。文化といのち~
#03 滋賀  長浜の曳山祭

動く美術館とも呼ばれる豪華な曳山、子どもたちによる狂言芝居の熱演。
湖北の春を彩る、長浜の曳山祭です。
 
長濱八幡宮の祭礼として毎年4月に行われ、およそ400年の歴史を刻む曳山祭。
豪壮な曳山の巡行と、その曳山の上で演じられる子ども狂言が有名です。
 
曳山を持つ町を山組といい、3年に1度出番が回ってきます。
今回は、2025年春の祭で出番のある山組のうち、舟町組を中心にご紹介します。
舟町組の曳山は「猩々丸(しょうじょうまる)」という船をかたどったもの。地域の皆さんの自慢です。
子ども狂言は4~6年生の男の子たちが出演します。2か月以上かけての稽古を経て、一人前の子ども役者に変身を遂げていく様子と、それを支え、見守り、励ます大人たち。
本番の舞台で観客を魅了するその真剣な姿に感動します。
 
地域と世代を結び、伝統や技術を繋いでいる長浜。人々の誇りと情熱が、祭りをより一層鮮やかに染め上げていきます。

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ナレーション:戸田菜穂(女優)

番組概要

そこにあるもの。 ~繋ぐ。送る。生きる。文化といのち~


全国各地に伝わる行事や祭り・冠婚葬祭などの風習。
季節や恵みに感謝し、地域の絆を繋げるものとして今に伝わっています。
 
「そこにあるもの。」
 
それはずっと前からそこにあって、その地域や文化を支え人生を豊かに彩っています。
 
時を超えて綿々と受け継がれてきた行事や風習は、現在どう伝えられているのか。
どんな想いが、祭りの開催や存続に繋がっているのか。
そこに生きる人々や子どもたちに、どうやって地域の誇りを渡していけるのか。
行事や祭りに関わる人々の言葉や活動を通して、地域文化や暮らしの今と未来を紹介します。

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