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放送内容

#55

美ヶ原(うつくしがはら)

金子貴俊さんが登るのは、日本百名山の1座で
2000mの高地に「台上」と呼ばれる約600ヘクタールの草原が広がる、美ヶ原です。
目指すのは「王ヶ頭(おうがとう)」と呼ばれる標高2034mのピーク、そして「王ヶ鼻(おうがはな)」と呼ばれる景勝地!
 
山頂付近まで自動車でアプローチすることができるため、
気軽に行ける百名山としても知られていますが、今回は標高1500m地点の登山口からスタート。
小川のせせらぎと並行する登山コースを歩き、
400mの高低差を一気に登る「百曲(ひゃくまがり)」に挑みます。
 
途中、溶岩が冷え固まった際にできる板状節理や、
標高の違いによる植生の変化を楽しみながら歩みを進めます。
そして、登り切った先で金子さんを待ち受けていたのは、日本百名山の3分の1近い山々を
一度に望むことができる絶景でした!
 
美ヶ原(うつくしがはら)
長野県松本市・上田市・長和町
標高 2034m

 


 

今回登る山・美ヶ原(長野県)
今回は金子貴俊が美ヶ原(うつくしがはら)を登る。
長野県松本市、上田市、長和町にまたがる美ヶ原は標高2034m。日本百名山の一座で、2000mの亜高山帯には「台上」という約600haの草原が広がる。
登山ルートは登山口からなだらかな道を歩き、400mの高低差を一気に登る「百曲り」へ。山頂の王ヶ頭を経由して王ヶ鼻を目指す!

 

美ヶ原の情報はこちら(YAMAP)
https://yamap.com/mountains/148

 

新緑と清流に沿った登山道
登山道沿いには、日本で唯一の落葉針葉樹「カラマツ」やイワナがいそうなほど綺麗な渓流が!きらきらと光る水は、まるで氷水のような冷たさ。
木漏れ日の中、鳥のさえずりや清流の心地良い音にも耳を傾けて、自然の気持ちよさを堪能した。

 

ジグザグに坂を進む百曲り
百曲りはその名の通りジグザグと曲がった高低差400mの登山道で、登山者の体力を奪う。道中ではシラカバの仲間で高地に生息する「ダケカンバ」を見かけた。
森林限界に達し、見通しが良くなると八ヶ岳や蓼科山、南アルプスが出迎えてくれた。

 

日本一広い高原台地
標高2000m付近に広がる美ヶ原台上は、日本一広い約600haの高原台地。5月下旬~10月中旬までは牛が放牧される。台上からは北アルプスや槍ヶ岳を一望でき、まさに山好きたちにとっての天上の楽園!山頂手前の「烏帽子岩」からも絶景を拝める。
山頂の王ヶ頭からは蓼科山、八ヶ岳、日本アルプス、槍ヶ岳を一望できた。

 

日本百名山の3分の1を見渡せる絶景
山頂の先にある王ヶ鼻に到着。待ち受けていたのは、うっすらと見える富士山や広大な松本盆地!さらに日本百名山のおよそ3分の1を見渡すこともできるまさに山の特等席だった!