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#71

古い建具を上手く活かしたビーチハウスのような家

湘南の海沿いに漁港や海水浴場が広がる横須賀市秋谷。この辺りは自然の海岸線が多く残り、古くから景勝地として多くの人々を魅了してきました。
そんな秋谷に建つKさんのお宅は、共に商業店舗のデザイナーをつとめるご夫妻と2歳になるお子さんの3人暮らしです。以前、都内にデザイン事務所を構えていたお二人は、自然に囲まれた生活に興味をもち、都心へも通勤圏内の葉山に越してきました。当時は賃貸での生活でしたが、土地探しから新築の購入を検討。しかし、御用邸があることでも知られる人気の避暑地・葉山では、予算内で納得のいく土地が見つかりませんでした。そこで中古物件を自分たち好みの家へとリモデルすることに計画を変更。葉山から範囲を広げて物件探しをする中で出会ったのが、築40年のこの家でした。2階からは、湘南の海だけでなく、富士山も見渡せるという秋谷ならではの贅沢な立地が気に入ったKさんご夫妻。内見した時からリモデルのイメージが浮かんだというこの家を、古いものだからこそ醸し出せる雰囲気を大切に残しながら、最新の設備も取り入れ、家族のライフスタイルにあった快適な家へとリモデルしました。
青空に白く輝くサイディングが印象的なK邸。以前の玄関は、タイル張りの前室を通ってから玄関ドアを開けるという二重構造になっていたため、その前室をなくし、新たに大きな土間のある広々とした玄関へとリモデルしました。壁の一面は黒板塗料を塗り、お子さんが存分にお絵描きを楽しめる場所になっています。
和室と洋室、そしてキッチンと細かく区切られていたスペースは、壁を取り払い、海の家をイメージしたリビングダイニングキッチンに変えました。天井の一部をはがして出てきた太い梁は、部屋のアクセントに。壁は水性ペンキで、自分たちで塗装しました。当時出産前だった奥様も大きなお腹を抱えて塗ったという、お二人にとって大切な思い出の詰まった、お気に入りの空間になりました。
階段を挟んで和室と洋室の二部屋があった2階は、それぞれの部屋の押し入れを取り壊し、回遊できるよう間取りを変更。お子さんも安心して走り回れる、開放的な空間を実現しました。
毎日夕方からは、大好きな日本酒と美味しい魚を謳歌しているKさん。お子さんが大きくなったら、趣味のバイクを一緒に楽しむ日を夢見ているそうです。
 
設計担当:バイブデザイン http://www.vibe-design.jp/

【平面図】

1F before

1F after

2F before

2F after