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エンタメ・音楽
有田哲平のベキメシ~知るべき!行くべき!食べるべき!~
2024年5月3日(金・祝)午後5:00~よる6:00
旅・くらし
俺たちのパラダイス ~楽しもうぜ!人生のステージ~
日本のチカラ
2024年5月3日(金) 午前5:25~5:55放送
ひのきの驚きの成分~ひのき建築は防菌・防虫にもなる⁉~
#20
梅雀さん ひのきってなあに?
2024年5月3日(金)よる6:30~7:00
高見沢俊彦の美味しい音楽 美しいメシ#27 ゲスト:堂島孝平
高見沢俊彦の美味しい音楽 美しいメシ
2024年5月3日(金)よる10:30~11:00
ネコいぬワイドショー #76ゲスト:佐藤藍子
ネコいぬワイドショー
2024年5月3日(金)よる10:00~10:30
地方創生DX
「発信」と「体験」 知る人ぞ知る地方の魅力にフォーカス。
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放送終了後、期間限定で無料配信中!見逃し配信はTVerで!
町山&藤谷のアメTube
エンタメ業界のウラ事情やココだけ話を、“アメ知る”でおなじみの2人がディープに語る!
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東京都世田谷区代沢。平日でも若者が集まる下北沢駅前の雑踏を抜けて10分程歩くと、「文学の小路(こみち)」と呼ばれる、住民たちの憩いの場があります。かつては川が流れ、緑豊かなこの地には、坂口安吾や三好達治など、多くの文人たちが暮らしていました。 今回訪ねたD邸は、築24年の木造3階建てのお宅。元々は、数多くの賞を受賞した建築家の石山修武さんが設計した家でした。音楽プロデューサーのご主人と出版関係にお勤めの奥様は、以前近所で暮らしていましたが、愛犬の散歩中にこの家に出会いました。有名建築家の作品であることや、借景が素晴らしい立地にも関わらず、相場の3分の2という安い価格だったため購入を決意。しかし、その安さにはある理由がありました。 以前はある有名な作家さんが住んでおり、その時に多くの犬や猫を飼っていたため、柱や床など家全体が強烈な臭いだったのです。臭い除去専門の業者に頼んでも解決できず、奥様の大学時代の友人で、石山さんの教え子だったという建築家に相談。まずは臭いがついていた柱や壁は骨組以外全て取り除き、残った木材にはアメリカから取り寄せた脱臭スプレーを吹き付け、大型扇風機で臭いを飛ばすなど、3か月かけて徹底的に脱臭作業を行いました。また、天井や壁の裏には消臭効果が高い炭を敷き詰めました。 臭いの次は、暗かった部屋全体に光を採り込む事でした。まず、玄関土間は以前、納戸と仕切られて狭く、圧迫感がありましたが、納戸を取り払い、新たに畳を敷いた小上がりに。ゲストの荷物置き場や、茶室など色々と便利に使えるスペースになりました。また、玄関は消臭のために天井を取り外したのをきっかけに、随所に四角いアクリル板をはめ込み、2階からの光が差し込むようにしました。2階のリビングは、臭いがひどかった床は全て取り外し、愛犬が滑りにくいナラ材のフローリングに。サンルームとの仕切りは壁でしたが、暗くて圧迫感があったため、ガラスに変えることに。光を取り込みつつ、空間の広がりを演出しました。春には桜が満開になる美しい緑道の借景を見ながら寛げるようになりました。 地下室は、以前は前の住人である作家の仕事部屋とサロンを兼ねていましたが、今回入口に隙間をなくす気密性の高い扉を設置。また、天井に吸音ボードを貼るなど、しっかりとした防音対策を施して、ご主人の仕事にも使える音楽スタジオに変えました。プライベートではDJの友人が遊びに来て一緒に音楽を楽しむなど、ご主人念願の空間となりました。臭いという大きな問題をみんなで協力して解決し、理想の空間を手に入れたリモデルとなりました。 設計担当:古谷デザイン建築設計事務所 http://www.furuyadesign.com/
1F before
1F after
2F before
2F after
3F before
3F after
B1F before
B1F after
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東京都世田谷区代沢。平日でも若者が集まる下北沢駅前の雑踏を抜けて10分程歩くと、「文学の小路(こみち)」と呼ばれる、住民たちの憩いの場があります。かつては川が流れ、緑豊かなこの地には、坂口安吾や三好達治など、多くの文人たちが暮らしていました。
今回訪ねたD邸は、築24年の木造3階建てのお宅。元々は、数多くの賞を受賞した建築家の石山修武さんが設計した家でした。音楽プロデューサーのご主人と出版関係にお勤めの奥様は、以前近所で暮らしていましたが、愛犬の散歩中にこの家に出会いました。有名建築家の作品であることや、借景が素晴らしい立地にも関わらず、相場の3分の2という安い価格だったため購入を決意。しかし、その安さにはある理由がありました。
以前はある有名な作家さんが住んでおり、その時に多くの犬や猫を飼っていたため、柱や床など家全体が強烈な臭いだったのです。臭い除去専門の業者に頼んでも解決できず、奥様の大学時代の友人で、石山さんの教え子だったという建築家に相談。まずは臭いがついていた柱や壁は骨組以外全て取り除き、残った木材にはアメリカから取り寄せた脱臭スプレーを吹き付け、大型扇風機で臭いを飛ばすなど、3か月かけて徹底的に脱臭作業を行いました。また、天井や壁の裏には消臭効果が高い炭を敷き詰めました。
臭いの次は、暗かった部屋全体に光を採り込む事でした。まず、玄関土間は以前、納戸と仕切られて狭く、圧迫感がありましたが、納戸を取り払い、新たに畳を敷いた小上がりに。ゲストの荷物置き場や、茶室など色々と便利に使えるスペースになりました。また、玄関は消臭のために天井を取り外したのをきっかけに、随所に四角いアクリル板をはめ込み、2階からの光が差し込むようにしました。2階のリビングは、臭いがひどかった床は全て取り外し、愛犬が滑りにくいナラ材のフローリングに。サンルームとの仕切りは壁でしたが、暗くて圧迫感があったため、ガラスに変えることに。光を取り込みつつ、空間の広がりを演出しました。春には桜が満開になる美しい緑道の借景を見ながら寛げるようになりました。
地下室は、以前は前の住人である作家の仕事部屋とサロンを兼ねていましたが、今回入口に隙間をなくす気密性の高い扉を設置。また、天井に吸音ボードを貼るなど、しっかりとした防音対策を施して、ご主人の仕事にも使える音楽スタジオに変えました。プライベートではDJの友人が遊びに来て一緒に音楽を楽しむなど、ご主人念願の空間となりました。臭いという大きな問題をみんなで協力して解決し、理想の空間を手に入れたリモデルとなりました。
設計担当:古谷デザイン建築設計事務所
http://www.furuyadesign.com/