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#194

最先端の断熱窓が光る エアコン一台で十分な新潟の家

新潟市南西部、角田山の麓は田んぼが広がる日本有数の穀倉地。
日本海の絶景を見ながらドライブできる越後七浦シーサイドラインなど
雄大な自然を楽しめるスポットも点在しています。佐潟は、新潟砂丘の窪地に水が溜まってできた国内最大級の砂丘湖で、毎年ハクチョウやマガモといった渡り鳥の越冬地として知られています。
 
今回はこの地で、築30年の平屋の木造住宅を購入しリモデルされたS邸を訪ねます。以前住んでいた賃貸ではカビや結露に悩まされていたというSさんご夫妻。新たな住まいを探している中、元々遠い親戚の方が住んでいた奥様のご実家の向かいの物件が空き家になったことをきっかけに、中古住宅でも断熱性など、性能の高い家にリモデルできると知り、購入を決意しました。
 
リビングの南側に取り付けた大きな窓は、庭と住まいがひと繋がりに感じられる空間を演出しています。窓は高性能トリプルガラスと樹脂フレームの組み合わせで、断熱性能の高い世界トップクラスの製品を選択。
また、窓の両脇には戸袋を設け、必要に応じて障子と簾戸(すど)を簡単に出し入れできるようにしました。四季の移ろいに合わせて使い分けることで体感的にも視覚的にも心地よく過ごすことができます。
 
屋根裏は物置を兼ねた空調室を設置し、冷気と暖気を家全体に送風できる仕組みに。さらに、気密性の高い断熱補強を施すことで、エアコン一台でも新潟の寒い真冬を快適に過ごすことができます。断熱性などエネルギー効率を考えたこの住まいは、2022年に「性能向上リノベデザインアワード」で最優秀賞を獲得しました。
 
アウトドアがお好きなSさん一家。新潟の豊かな自然環境の中で思う存分アウトドアを楽しみながら過ごせる住まいを手に入れました。
向かいに暮らす奥様のご両親は、いつでも孫の顔が見られることをとても喜ばれているそうです。趣味も充実し、家に帰ればほっとする、心が安らぐリモデルでした。
 
設計担当: 阿部誠治 / オーガニックスタジオ新潟
https://www.organic-studio.jp

【平面図】

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