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ザ・偉人伝 ムード歌謡の女王
八代亜紀・青江三奈・松尾和子
~あのハスキーボイスに酔いしれて~
初回放送日:2026年3月21日(土)
唯一無二のハスキーボイスで昭和を魅了した八代亜紀、青江三奈、松尾和子。人間の哀しみ、苦悩、喜びを歌った3人の、ゆかりある場所や人物から、女王たちの知られざる姿を紐解きながら、彼女たちの孤独、輝き、苦難、再生の軌跡をたどります。

●コンプレックスだった声(八代)――ハスキーボイスがコンプレックスだった少女時代。たまたま父親が買ってきたジュリー・ロンドンのレコードを聴き、勇気をもらい、歌手を目指す。中学卒業後、地元熊本のキャバレーに歌手として雇われたが、父に勘当されて東京へ。
●大人びた青春時代(青江)――高校在学時から銀座の「銀巴里」でステージに立つ。高校卒業後は百貨店に勤務したが、特徴的なハスキーボイスとリズム感に惚れ込んだ作曲家の花礼二に誘われ、芸能界入りを反対する家族を振り切って花と一緒に暮らす。
●ジャズへの目覚め(松尾)――幼少期は箱根で育ち、姉の影響でジャズに親しんだ生活を送った。中学を卒業後、ジャズへの憧れと家族の生活のために上京。進駐軍のキャンプやナイトクラブで歌ううち、人気が上昇。力道山が経営していたクラブ・リキの専属歌手となる。
●涙を誘う歌声(八代)――上京後、銀座のクラブで歌う生活を送る。ホステスたちが涙を流す歌声にスカウトが殺到し、歌謡界へ。1971年、「愛は死んでも」でデビュー。1973年、「なみだ恋」が120万枚のヒット。「舟唄」「雨の慕情」で人気を不動のものにする。
●栄光と低迷(青江)――ジャズ喫茶やナイトクラブの専属歌手として渡り歩くなか、『恍惚のブルース』でレコードデビュー。「伊勢佐木町ブルース」「長崎ブルース」「池袋の夜」などヒットを連発。16年連続で紅白に出場。しかし、1970年代以降はヒットに恵まれない日々を送った。
●巨匠たちとの出会い(松尾)――1958年、フランク永井にスカウトされ、「グッド・ナイト/東京ナイト・クラブ」でデビュー。「誰よりも君を愛す」がヒットし、第2回レコード大賞を受賞し、その後もヒットを飛ばし。順風満帆な歌手生活を送った。が、予想もしない不幸が待ち受けていた。
●ブルースとジャズの女王(八代)――刑務所や福祉施設への慰問を続け、被災地のために尽力するなか、世界へ進出。ジャズアルバムが海外のチャートに軒並みランクインし、ブルースのアルバムも発表。パリ公演を大成功させる。しかし翌年、膠原病に罹患。73歳で逝去。
●波乱の晩年(青江)――ジャズアルバムの発表、ニューヨークでのライブ、歌手生活30周年リサイタルなど精力的に活動を行っていたが、膵臓癌に襲われる。体調が悪化するなか、59歳で亡くなるその2か月前、花礼二と19年ぶりに再会し、結婚。二人の真実の愛の姿とは?
●女王の光と闇(松尾)――1966年、離婚を機に人気が低迷。1980年代にタレントや女優として復活を果たすも、息子の逮捕、ブティック経営の8億円の負債など不幸に見舞われる。1992年、深夜に自宅の階段から転落し、57歳で帰らぬ人となった。
人間の悲しみ、苦悩、喜びを歌ったムード歌謡の女王たち。3人のブルースさながらの人生を、魅惑の歌声に乗せて辿りながら、3人の名曲とムード歌謡のヒットソングを織り交ぜ、甘く切ないムードと哀愁に酔いしれる2時間をお届けします。
〈インタビュー〉
田中健、やくみつる、小堺一機、ミヤ彩登美、野沢あぐむ、伍代夏子、林博
田中健
やくみつる
小堺一機放送予定
ザ・偉人伝
永遠の昭和歌姫 3時間スペシャル
淡谷のり子・笠置シヅ子・越路吹雪・江利チエミ
『時代を輝かせた愛と孤独の歌声』 歌手・淡谷のり子/笠置シヅ子/越路吹雪/江利チエミ
戦前・戦中・戦後という日本が最も苦しんだ時代に、希望と光を贈り届けた淡谷のり子、笠置シヅ子、江利チエミ、越路吹雪。権力との戦い、最愛の人との別れなど、容赦なく降りかかる運命に翻弄されながらもマイクを握り続けた4人の人生を、歌声と共に振り返ります。
淡谷のり子
笠置シヅ子
越路吹雪
江利チエミ
●物書きを夢見た少女(淡谷)――作家や新聞記者を夢見ていたのり子。実家の呉服屋を焼失し、女学校を中退。青森から母、妹と上京後、音楽の道へ。「十年に一度のソプラノ」と絶賛され音楽学校を首席で卒業。関東大震災、東京大空襲に見舞われながら歌い続ける。
●複雑な出生と養父母の愛(笠置)――父が早逝し、母の経済苦により生後半年で養女に出されたシヅ子。養父母の愛に恵まれ、宝塚歌劇団を夢見るも不合格。直談判で松竹楽劇団への入団を果たす。作曲家・服部良一に見いだされ、ジャズ歌手として売り出される。
●宝塚歌劇団始まって以来の劣等生(越路)――両親が姉の看病に専念するため、祖父母に育てられた。その後、父の勧めで宝塚歌劇団に入団。成績は芳しくないものの、天性の魅力で人気を博す。15歳で初舞台を踏み、戦後は男役のトップスターとして活躍。
●家族を養った少女時代(江利)――舞台女優の母が病床に伏し、家計を支えるため進駐軍キャンプを回った少女時代。しかし、デビュー直前に最愛の母を失くす。15歳、「テネシー・ワルツ」で鮮烈なデビューを飾り、大ヒット。天才少女として絶大な人気を博す。
●洋楽とドレスが戦闘服(淡谷)――「別れのブルース」「雨のブルース」をヒットさせ、ブルースの女王となったのり子。戦時中、歌手はドレスの着用と洋楽を歌うことなどが禁止される中、「これが私の戦闘服だ」と洋楽を歌い、モンペを履こうとしなかった。
●歌で切り拓いた人生(笠置)――戦争が激化し、洋楽が敵性音楽と見なされるなど、資金繰りが困難を極める中、弟が戦死。婚約者にも先立たれ、希望は一粒種の娘だった。どん底の中で歌った「東京ブギウギ」、「買物ブギー」などヒットを連発し、ブギの女王に昇りつめる。
●運命の出会い(越路)――歌劇団時代、当時雑誌の編集者だった岩谷時子と出会い、意気投合。越路の退団に伴い、岩谷はマネージャー兼作詞家として共に上京する。岩谷が訳詞した「愛の賛歌」「サン・トワ・マミー」「ろくでなし」など大ヒットを飛ばし、シャンソンの女王へ。
●三人娘と家族(江利)――天性の歌唱力とリズム感でジャズから民謡まで歌いこなし、美空ひばり、雪村いづみと共に「三人娘」として一世を風靡。映画やミュージカルでも活躍し、数多くの賞を獲得。私生活では高倉健と結婚し、順風満帆な人生を歩んでいく。
●晩年も続いた発声練習(淡谷)――戦後はテイチク、ビクター等に在籍。バラエティー番組でも活躍しながら、晩年になっても毎日の発声練習を欠かさなかった。コンサートも精力的に行い、85歳で新曲を発表。最後まで歌手を貫き通した。
●ブギの女王の美学(笠置)――躍動感あふれる楽曲とパフォーマンスで一世を風靡し、戦後は映画界に進出。我が子を育てるため、歌と踊りに衰えを自覚しての決断だった。唯一無二の喜劇女優として活躍し、その激動の生涯は様々なドラマや舞台で演じられた。
●芸一筋の人生(越路)――華やかな舞台の裏では極度のあがり症で、酒、煙草、睡眠薬が手放せない生活を送る。盟友岩谷時子に支えられ、常に孤独と向き合いながら歌を紡いだ。不世出のエンターテイナーとして輝かしい経歴を残し、昭和55年、癌により56歳で逝去。
●早過ぎる旅立ち(江利)――親族との金銭トラブルや流産などの悲劇に見舞われ、離婚。兄や甥も亡くし、火災による自宅の焼失やハイジャック事件に遭遇するなど不幸が重なる。孤独と闘いながら舞台や歌に情熱を注いだが、45歳で急逝。多くのファンが早過ぎる死を悼んだ。
大スターでありながら、一人の女性として過酷な時代を生き抜き、世の中を照らし続けた4人の歌姫たち。きらびやかな輝きの陰には、どんな人生ドラマがあったのでしょうか?
名曲の裏に隠された秘話を紐解きながら、昭和を駆け抜けた歌姫たちの素顔に迫ります。
〈インタビュー〉
服部隆之(服部良一の孫)、亀井エイ子(笠置シヅ子娘)、久保益己(江利チエミ弟)、キムラ緑子、中村メイコ、榊原郁恵、真琴つばさ、他
キムラ緑子(俳優・舞台で笠置シヅ子を演じた)
中村メイコ(俳優・江利チエミの友人)
榊原郁恵(タレント・モノマネ番組などで淡谷のり子と共演)
真琴つばさ(俳優・越路吹雪について宝塚の後輩として出演)






【新作】ザ・偉人伝
永遠の昭和歌姫 3時間スペシャル
淡谷のり子・笠置シヅ子・越路吹雪・江利チエミ
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