番組表

放送内容

#107

昭和産業 代表取締役会長 新妻一彦 前編
家族のため、近隣農家のため 働き続けた父が手本

福島県平市(現・いわき市)の農家に生まれた新妻一彦さん。ビジネスパーソンとしての『源流』は、両親だといいます。父は、農作業だけでなく、地域で事業にも取り組み、家族のため、近隣農家のために働き続けました。母は、気持ちがふくよかで、地域の人たちを温かく包んでいました。小学校のとき、下顎に数針を縫うけがをして、母に「顔に傷があるから、すぐにあなただと分かる。お天道様に反することはしてはならないよ」と言われ、その言葉は「努力すれば誰かがみてくれている」という意味で、いまも響いています。昭和産業に入社し、40歳を過ぎたころ、岩手県一関市にあった赤字続きの子会社に社長として出向し、廃業という重い決断をします。社員たちの再就職先をみつけるために奔走し、「二度と社員をクビにはしない」と誓いました。新妻さんの『源流』をロングインタビューでうかがいます。