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On Air Note

#1124

エリック・クラプトン、オリヴィア・ディーン、ドアーズ!小林克也が語る音楽の裏話

今回は、スター・オブ・ザ・ウィークにエリック・クラプトン、ホットメニューにオリヴィア・ディーン、タイムマシーンにドアーズを紹介、小林克也さんが独自の視点で語ります。さらに、最新の全米ヒットチャートも解説します。

■【スター・オブ・ザ・ウィーク】エリック・クラプトン


小林さんが「特別な人」と語るエリック・クラプトン。60年代から90年代まで、常にトップに立ち続ける彼のキャリアは他に類を見ません。今回は1989年の名盤『Journeyman』がデラックス・エディションとしてリリースされたことを記念して特集します。
小林さんは、クラプトンが自身を「ジャーニーマン(熟練工)」と称したエピソードを紹介。これは旅人ではなく、フランスの徒弟制度に由来する「職人」を意味し、彼の音楽に対する姿勢を表しています。売れる曲を求められても、「ジャーニーマン(熟練工)」という意識を持っているクラプトンのために、マネージャーのロバート・スティグウッドが他のソングライターに曲作りを依頼して曲を用意したという裏話も披露されました。今回紹介された楽曲「Forever」も、そうした経緯で生まれた一曲です。アニメーションのミュージックビデオについて、小林さんは「本人は気に入ってないかもしれない」とユーモアを交えて語りました。

■COUNTDOWN USA

最新の全米ヒットチャートを小林さんが独自の視点で解説します。

▼20位~11位


今週のチャートについて小林さんは、19位にランクインしたデヴィッド・ゲッタ、テディ・スウィムズの「Gone Gone Gone」に注目。「ソウルっぽいカントリーのようなバラードで、踊らせる」と、デヴィッド・ゲッタの手腕を評価しました。また、16位のテイト・マクレー「Tit For Tat」については、「あんたに復讐よ、みたいな感じの曲」と、ザ・キッド・ラロイとの関係を背景に解説しました。

▼10位~1位


トップ10では、2週連続1位を獲得したハントリックスの「Golden」について、小林さんは「世界中の国でナンバーワンになっている。アメリカは遅いよ」と、その勢いを解説。2位のアレックス・ウォーレンも好調をキープし、一方で3位のジャスティン・ビーバーは少し下がり気味だと指摘。4位のテイラー・スウィフトは放送回数を増やし、トップを狙っていると分析しました。

■【ホットメニュー】オリヴィア・ディーン


話題のアーティストを紹介するホットメニュー。今回はイギリス出身のオリヴィア・ディーンを特集します。イギリス人のお父さんとジャマイカやアフリカ系の血が混ざっているお母さんを持つ彼女は、名門ブリット・スクールを卒業した実力派です。
小林さんによると、彼女は人を驚かせることが好きで、その性格がファンキーなダンス・リズムの楽曲にも表れているとのこと。今回紹介する「Man I Need」は、もともとシングル予定ではありませんでしたが、バンドメンバーが「これはシングルにすべきだ」と絶賛したことでリリースが決まったというエピソードが明かされました。

■【タイムマシーン】ドアーズ


今回はデビュー60周年を迎えたドアーズを特集。小林さんは、彼らを「反戦の時代、ヒッピーの時代に頑張ったバンド」と振り返ります。特にリードボーカルのジム・モリソンは、ベトナム戦争を推進した軍人の父を持ちながら、自身は反戦の象徴となったという対照的な背景を持っていました。
小林さんは、彼の過激なライブパフォーマンスにまつわる逸話を紹介。1967年にステージで初めて逮捕された際、楽屋で警官に催涙ガスをかけられ「30分間何も見えなかった」と観客に語ったことや、1969年に公然わいせつで逮捕された事件(後にフロリダ州知事が無罪を宣言)など、伝説的なエピソードが語られました。今回紹介された「ロードハウス・ブルース」のドキュメンタリー風ビデオには、そうした逮捕の瞬間の映像も含まれており、バンドの激動の歴史を垣間見ることができます。

エリック・クラプトンの職人気質、オリヴィア・ディーンのバンドとの絆、そしてドアーズの伝説的なライブパフォーマンスの裏側など、小林克也さんならではの深い解説が光る回でした。最新チャートの動向とともに、時代を彩った音楽の物語が楽しめます。