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放送内容
光ともして ~親子の居場所 夜泣きカフェ~
“夜泣き”は、赤ちゃんがいるどこの家庭にも起こりうる出来事です。しかし、その時間をひとりで抱えている母親が少なくありません。妊娠、出産、子育て。本来、祝福されるはずの時間のなかで、不安や孤独を抱え、誰にも言えないまま朝を待つ人がいます。
眠れない。泣き止まない。誰にも頼れない。そんな夜泣きに悩む母親たちのために、徳島市の商店街で月に一度開かれているのが、親子の夜の居場所「夜泣きカフェ」。午後8時から翌朝6時まで、1歳6か月までの赤ちゃんとその親が無料で過ごせる、全国でも珍しい取り組みです。
運営するのは、子育て支援に取り組む一般社団法人はぐっとの代表・森本裕大さん(38)と、妻でカフェの店長・柚花(ゆか)さん(34)。自身も長男の夜泣きに悩んだ経験から、「夜にも親子が安心して過ごせる居場所をつくりたい」と活動を始めました。空き家だった商店街の店舗を改修し、親子の交流拠点「hikari」をオープン。昼は親子カフェ、夜は夜泣きカフェとして、親子が過ごせる場所をつくっています。
しかし、夜泣きカフェは無料で運営され、利益はありません。本業の障害児通所支援と両立しながら、日中のカフェ営業や幼い子どもの育児にも向き合う二人。活動を続けることと家族との時間、そのバランスに悩みながらも、親と子どものためにできることを模索しています。
そんな夫婦がつくる夜には、親子が集まり、スタッフが寄り添い、学生や地域の人たちも関わっています。“子育てを家庭の中だけに閉じ込めない”という小さな実践を通して、孤独を個人の問題にせず、社会全体で支え合う、夜泣きカフェの一夜を見つめます。