前回は多分に悲観的なことを言ってしまったが、今回は逆に“クルマの未来は明るい”と断言しよう。まず、業界でもまったく噂のなかったアジアのベトナムから新たなメーカーが参加したことに驚き、しかもそのクルマの出来がかなり良さそうなのだ。どうやらBMWの技術を借りて、デザインもピニンファリーナと言われるそのクルマの名は“ヴィムファスト”　今後の動向が気になるクルマだ。もちろんメルセデス/アウディ/ポルシェも勢いは充分。いまは確かに難しい“変革のとき”ではあるが、そうした例は過去に何度もあって、そのすべてを乗り越えてきたのがクルマの歴史。パリサロンの主催者が、120週年にして“リセット”と表現したのは、未来を革新するために違いない。