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#2016

V12ベルリネッタの理想系 “12気筒”の名に込められた意志

フロントにV12エンジンを載せたベルリネッタは、マラネッロのラインナップの中でも、ミドシップモデルとは別の、確固たる存在感を放ってきた。250GT、365GTB/4デイトナ、599GTBフィオラーノ、そしてF12ベルリネッタなど。その歴史に2024年、イタリア語で「12気筒」そのものを意味する「ドーディチチリンドリ」が加わり、翌25年にはスパイダーも発表された。
ライバルがターボ化やハイブリッド化でV12エンジンを継続していくなか、フェラーリはあくまで自然吸気にこだわり、すでに2020年の時点で、これを次の時代へ引き継ぐことを決定していたという。フェラーリとて、もちろんハイブリッドのラインナップはそろえているのだから、彼らのV12エンジンに対する思い入れの強さが想像できるというものだろう。
2002年にエンツォでデビューし、直接的には812コンペティツィオーネやデイトナSP3といったハイパフォーマンスモデルの流れを汲む、ドーディチチリンドリのF140HDエンジン。まったく新しいスタイルに収められた、その感触を早速確かめてみたい。
 
出演:松任谷正隆 / 中村昌弘(CG副編集長)
登場車種:フェラーリ 12チリンドリ