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バトンタッチ♪ゆる取材後記~長野県豊岡村の地形のひ・み・つ~

こんにちは、こんばんは、「バトンタッチ SDGsはじめてます」担当の内藤です!
すっかり寒くなりました。冬に向けて食欲が増し増しています・・・
さて、今週もバトンタッチはおいし~い旬なネタを取材しています^^♪

 
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担当 コバD(『ドジャース優勝おめでとうございます!』)

 

今回取材した長野県豊丘村で驚いたことは、その地形です。
写真①は、西側の丘から豊丘村を撮影したもの。奥に南アルプスが山々が見えます。
写真②は、東側の丘から豊丘村を撮影したもの。奥に中央アルプスの連なりが見えます。

 

写真①
写真②

 

2枚の写真は同じように見えてしまいますが、実は豊丘村は、西側に中央アルプス、東側に南アルプスという3000m級の山に囲まれる谷にあるということです。(図①)
だから村を歩いていると、どちらを向いても気持ちの良い山の風景が見られます。

 

図①

 

谷は南北に流れる天竜川(日本で9番目の長さ)が作ったもの。両岸に日本一とも言われる「河岸段丘」が階段状に広がり、天竜川の東側の河岸段丘の上にある村が豊丘村なのです。東西で切った断面図にすると図②のようになります。

 

図②

 

車で河岸段丘の村を案内してもらうと、下段(海抜約400m)には、水田と住宅があり、150mほど段丘崖を登った中段には、果樹園。さらに150mほど登った上段には、果樹園と昔からの集落と、3つの段がはっきりとわかります。ちなみに小学校は下段にあるので、上段に家がある子は毎日の通学が超大変なのだそうです。

 

さて本題。この地形が甘くて美味しい果物や野菜を育てるというのです。その理由は、まず天竜川が運んだ豊かな肥沃な土地であること、そして昼と夜の寒暖差が大きいことがあげられます。昼間に光合成で作られた糖分が、夜が低温であると呼吸が抑えられて糖度がしっかりと蓄積されるんだとか。豊丘村は東側に南アルプスがあることで日の出が遅く朝の気温は低くなります。ですが、午後から夕方にかけては西陽が当たるので気温が上がり、寒暖差が大きくなるのです。こんな地形環境のおかげで豊丘村では、りんごや桃、梨、ぶどうや柿などの果物、そしてさまざまな野菜が甘くて美味しく育つのですね。ぜひ、ご賞味あれ。

 
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番組本編では、ご自宅でも真似したくなるお野菜のレシピも!
今週土曜日よる6時30分放送です。おたのしみに~(^^)/

 

内藤 美里(BS朝日 編成制作局 編成制作ビジネス部)

 
 

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