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#307

野口朋寿 tototo代表 富山県氷見市地域おこし協力隊

野口朋寿 (27)
フィッシュレザーブランド「tototo」代表
 
寒ブリをはじめとした漁業文化が息づく富山県氷見市で、ブリや鯛など
魚の皮を使った日本で唯一のフィッシュレザーブランドを立ち上げた野口。
ブランド名のtototoには富山弁で魚を意味する「とと」と共存する豊かな
未来を作るという意味を込めた。ほとんどが廃棄される魚の皮を有効利用
することでゴミを減らし、氷見市のアピールにもつながる一石二鳥の事業。
さらに、フィッシュレザーが革製品の主流になっていくことで、皮革製品
の製造のためだけに育てられ、処理される動物を減らすことも目論む。
命の恵みを無駄にしない持続可能なものづくりを目指す野口が、氷見市の
有志と共に研究と実験の末、作り上げたフィッシュレザーとは。

のぐち ともひさ

1993年 香川県生まれ。
 
富山大学芸術文化学部卒業。
大学では漆工芸を学ぶ。レザークラフトを趣味にしていたこともあり、
卒業制作で漆と皮を組み合わせた工芸品の制作に取り組み、
その中で、魚の皮を使ったフィッシュレザーの可能性に目覚める。
同時期、氷見市で魚の皮でサンダルを作る「トトサン」プロジェクトが
活動を開始。彼らと共に魚のレザー製造技術を追求する。
2018年、大学卒業とともに氷見市の地域おこし協力隊に就任し、
フィッシュレザーの事業化に向け本格的に始動。
2019年、クラウドファンディングで資金を集め、
2020年4月、フィッシュレザーブランド「tototo」のネット販売事業を
スタートさせる。