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#319

難波弘匡 株式会社テイラーワークス

「地域産業の活性化を進める」難波が手掛けるのは、コミュニティ型のビジネスマッチングサービス。
今の中央集権型の経済モデルから、分散型の経済モデルを確立させていくのが目的。
地方創生の起爆剤となることを期待して、コミュニティを積極的に活用する地方自治体や地方銀行
なども多い。
 
例えば静岡銀行のコミュニティでは、県内のブロッコリー生産会社と、東京のドローン画像を解析する会社がマッチング。収穫のタイミングを画像解析で正確に予想できるようになり、
生産者は安定供給と業務効率化という課題を解決した。
 
課題は情報格差。地方の企業はデジタル化、DX化といった新しい技術に対して、東京のスタートアップなどIT系企業は、地域経済に進出したくても、地域のコミュニティの人を知らない。こうした
お互いニーズを合わせていくのが目的。
 
その結果、東京から移住して地域経済に新たな活力を生み出しているスタートアップ企業も。
 
今後は、さらに課題をオープンにして、解決策の事例化を進め、地域の企業が簡単に、課題を検索できるビジネス版Googleのような世界観を目指していると難波は語る。

 

なんば ひろまさ

1984年東京都生まれ。
外資系企業のプロモーション支援を手掛けるマーケティングエージェンシーにて、
GoogleやTESLAなどのマーケティング戦略立案などに携わる。
2018年テイラーワークスを設立。2020年から現職。
2020年10月コミュニティプラットフォーム「Tailor Works(テイラーワークス)」を開発、事業化。サービス正式版リリース。
2021年「コミュニティビジネスアワード2020」特別賞を受賞。