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#62

日本の四季を巡る歌特集

「この広い野原いっぱい」は、1967年に歌手・森山良子さんが歌って大ヒットしました。
この歌の誕生のきっかけとなったのは東京銀座の「月光荘」という画材店からです。月光荘には、画家だけでなく詩人や作家、演劇人なども集いいつしか芸術家たちのサロンのようになりました。「月光荘」という名は、創業者の友人でもあった与謝野鉄幹、晶子夫妻がつけたものです。作家たちを月の光のようにそっと照らし、支えて欲しいという意味が込められていたようです。
月光荘のオリジナルスケッチブックには、お客さんが寄せた詩や創作メモが印刷されていたのです。そこに印刷されていたのが当時大学生だった小園江圭子さんの詩でした。この詩を目にした森山良子さんが
その詩を大変気に入り曲をつけ、当時出演していたラジオ放送で披露しました。すると瞬く間に大ヒットとなり森山良子さんの代表曲となりました。